2001年9月19日

『21世紀コベルコ環境創造プロジェクト』における支援制度設立

および支援先の決定について 

 神戸製鋼は、1998年8月より実施している『21世紀コベルコ環境創造プロジェクト』の一環として、社外の環境保全活動などを対象とする年間2,000~3,000万円規模の支援制度をこのほど正式に設立し、2001年度における支援先を決定致しました。

 今後は、2010年度まで当支援活動を継続して、10年間で総額約3億円の寄付を実施する予定です。このような環境保全に限った支援は、鉄鋼業界で初めてとなります。

 今回設立した支援制度は、①「コベルコ自然環境保全基金」と②「コベルコ環境創造基金」の2つであり、これらの運営については、社外の学識経験者を含めた運営委員会をそれぞれ設置し、年度毎に支援先や支援金額などの審議・決定を行うことによって、より一層効果的な支援活動を目指して参ります。

 支援制度の概要については、以下の通りです。

<支援制度の概要>

名称

「コベルコ自然環境保全基金」

「コベルコ環境創造基金」

 

 

支援

対象

 

<方針>

一般市民の環境保全活動を対象に、地域に根差した支援を行う。

○兵庫県内において自然環境の保全・創造に関する活動を行っている、営利を目的としない法人、団体およびグループ

○県内から広く公募して選定

<方針>

比較的規模の大きな案件の中から厳選して、効果的な支援を行う。

○兵庫県や神戸市から推薦を受けた案件を中心に、将来性・環境寄与度が高く、かつ比較的規模の大きな案件

○兵庫県内だけでなく国内外にも視野を広げて選定

支援額

○1件当たり最大20万円程度

○ 毎年総額400万円程度

○1件当たり最大500万円程度

○毎年総額2,000万円程度

2001

年度の

支援先

全14件(総額227万5千円)

全5件(総額2,000万円)

 

運営

委員会

<運営委員長>

中瀬 勲(姫路工業大学教授)

その他、社外の委員4名で構成

 

<運営委員長>

宮本 岩男(神戸製鋼常務執行役員)

その他、社内外の委員4名で構成

 当社は、従来より省エネ対策や廃棄物のゼロ化に向けた活動など、様々な地球環境保全に積極的に取り組んで参りました。その後、社員の家庭や地域とも協力しながら、さらにこれらの活動を発展させるために、地球環境の保全に関連する様々な取り組みを統合し、年間2億円規模の『21世紀コベルコ環境創造プロジェクト』として1998年8月よりスタート致しました。
 今回の支援制度設立は、この『21世紀コベルコ環境創造プロジェクト』の一環です。

 これまで既に当支援活動を1年間前倒して、2000年度にモンゴルの植林回復事業支援として500万円をモンゴル政府に直接寄付致しました。

 今回設立した支援制度は、地球環境保全活動に取り組む上で、当社グループ内の枠を越えた種々の技術領域からのアプローチや市民レベルでの活動が重要であると認識したものであり、今後も幅広い社会貢献活動に対して支援を行っていきます。

 

<「コベルコ自然環境保全基金」 2001年度の支援先について>

 今回選定した2001年度における「コベルコ自然環境保全基金」の支援先は次の通りです。

①「野生生物を調査研究する会」・・・里山保全への参加、渡り鳥の観察(20万円)

②「ブナを植える会」・・・ブナの苗木植樹、下草刈などの育樹活動(20万円)

③「三木自然愛好研究会」・・・食草の育成、ギフの保護など(20万円)

 

など、全14件で総額227万5千円。

 

<「コベルコ環境創造基金」 2001年度の支援先について>

今回選定した2001年度における「コベルコ環境創造基金」の支援先は次の通りです。

支援対象

備考

西オーストラリアの土壌劣化地域における植生

回復に関する植林試験研究事業

国際環境研究協会(環境省の外郭団体)

兵庫の自然に関する情報のデータベース化、ホームページ作成

(財)ひょうご環境創造協会

市民発電所構想の推進

コミュニティ・サポートセンター神戸(NPO)

三宮・花時計への太陽光発電の導入

モンゴル植林

全5件で総額2,000万円

以上


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