ケーサーロボット『Bilatron Jr.』シリーズの開発販売について


                                                            1997年9月2日

        ケーサーロボット『Bilatron Jr.』シリーズの開発販売について
                  ~シリーズに2機種を新たにラインアップ~

 当社はこのほど、製品の箱詰め・トレイ詰め・箱からの取り出し作業などを行うケー
サーロボット『Bilatron Jr.』(バイラトロン ジュニア)において軽量物をスピーデ
ィーに箱詰めする超高速タイプ「30HS(ハイスピード)」とびんや缶類などの重
量物を容易に箱詰めする高可搬タイプ「60HD(ヘビーデューティ)」の2機種を
新たにラインアップしてシリーズ化を図り、9月4日より販売を開始します。

 『Bilatron Jr.』は昨年4月に入出荷工程での段ボール箱などのパレット積みやパレ
ットからの積み下ろしを行うパレタイズロボット『Bilatron』シリーズのいわば弟分
として昨年8月に1機種「40RM(レギュラーモデル)」の販売を開始し、これま
での累計で100台の実績があり、ユーザーより高い評価を得ています。
 今回新たに2機種をラインアップし、シリーズ化を図ったことで、さらにユーザーの
幅広いニーズにフレキシブルに対応することが可能になります。

 販売価格、販売目標台数は以下の通りです。

機種	可搬重量	処理能力	販売価格	販売目標台数
30HS	30kg	60回/min(30kg搬送時)	430万円	250台/年
40RM	40kg	40回/min(40kg搬送時)	480万円	
60HD	60kg	30回/min(60kg搬送時)	530万円	
備考:販売価格は本体及びコントローラー単体価格。販売目標台数は3機種の合計。

 菓子類や米・冷凍食品などの袋物、びんや缶類、石鹸・洗剤などの油脂製品などの広
い範囲の製品を対象に「箱詰め作業」、「トレイ詰め作業」そして「箱からの取り出
し作業」などを行う場合、これまで人手による作業が一般的でしたが、近年の自動化・
省人化に対するユーザーニーズの高まりから、ケーサーロボットを採用する企業が増
えています。

 今回シリーズ化を果たした『Bilatron Jr.』の主な特長は次の通りです。
1. 用途に合わせた多彩なラインアップを実現
 ・超高速タイプ「30HS」(ハイスピード)
   生産量が多く、生産ラインより高速で供給される軽量物をスピーディに箱詰め
   します。(クラス最高の60サイクルを実現)
 ・標準タイプ「40RM」(レギュラーモデル)
   軽量物の多数個一括箱詰めから中~重量物の箱詰めまで幅広く対応します。
 ・高可搬タイプ「60HD」(ヘビーデューティー)
   びん・缶などの重量物も多数個取りでラクラク箱詰めします。
 
2. 高性能32ビットコントローラーを採用
 パレタイズロボット『Bilatron』シリーズと同等の32ビットコントローラーを採
 用した結果、コンベア、サーボハンドなどの周辺機器類も1コントローラーで制
 御することが可能になり、周辺機器も含めたシステム化に幅広く対応できます。
 
3. 多機能・安心設計
 ・多彩なレイアウトに柔軟に対応できるコンパクト設計。
 ・ワークの種類に合わせて豊富に取り揃えたハンド。
・簡単操作を実現するためティーチングボックスは対話方式を採用。また、エラ
   ーメッセージ機能により瞬時にエラー箇所が特定でき、すばやい復旧が可能。
・ Windows環境下で使用可能なプログラム作成支援システムを用意。(オプショ
・ ン)

 また、『Bilatron Jr.』シリーズ化に合わせて、箱詰めシステムの標準パッケージ「Jr.
インケーサー」も同時に販売を開始します。このシステムでは■作業者2人分以上の
処理能力(80個/分)を持つ■作業者2人分程度のスペースで設置(W1000mm×
L2000mm)が可能■据え付け調整がわずか2日で完了、といった特長を持っている
ほか、既設ラインへのドッキングも容易で、現行の製函機(段ボール組み立て機)、
封緘機(段ボールふた閉め機)がそのまま使用できます。また、タッチパネルを用い
てのイージーオペレーションも実現しました。
 なお、システムの標準販売価格はロボット本体、コントローラー価格の他に、ハンド・
ソフト、据え付け費用などを全て入れて、1、400万円(Bilatron Jr.40RMの場
合)です。販売目標は100セット/年です。

 当社では、FAロボット事業においてアーク溶接ロボット、塗装ロボットに加えて、
ハンドリングロボットを第3の柱として位置づけ、事業展開を図っています。パレタ
イズロボットの『Bilatron』シリーズに加え、今回2軸ケーサーロボットについても
『Bilatron Jr.』シリーズとしてラインアップを充実し、一貫包装・搬送・入出荷ライ
ンでのトータルシステムの提案が可能になったことで、今後さらに積極的に販売活動
を行っていく考えです。

 なお、今回販売を開始する『Bilatron Jr.』シリーズは9月4日から6日の日程で、
HARUMIドーム21(東京都中央区2丁目4-32)において開かれる、神戸製鋼
グループの総合展示会「第2回コベルコファンファンフェア」において実演・展示さ
れます。
以上


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