1999年8月3日
新統合会社『コベルコ建機(株)』の新体制について
当社は建設機械事業の再構築を目的として、建設機械カンパニーを分離し、油谷重工(株)、神鋼コベルコ建機(株)と統合して、本年10月1日付で新統合会社『コベルコ建機(株)』を設立することとしています。
コベルコ建機(株)は、①事業特性・規模に見合った運営体制を構築し、一定収益を確保しうる事業体質への変換を目指す。②国内外の需要環境の変化の中で、迅速かつ柔軟な意思決定を行える事業体制を構築する。③現在分散しているマネージメント機能を一元化することで経営指針の一貫化と経営効率の向上を図る。を目的として設立するものです。この新統合会社の経営体制について、このほど以下の通り決定しましたのでご報告致します。
1.役員体制について(1999年10月1日付)
取締役会長に熊本 昌弘((株)神戸製鋼所 代表取締役会長)、代表取締役社長に森脇 亞人((株)神戸製鋼所 常務執行役員 建設機械カンパニー執行社長)の就任をはじめ、取締役6名(非常勤2名含む)、執行役員4名、監査役3名(非常勤2名含む)を決定致しました。(詳細は別紙をご参照)なお、森脇 亞人及び溝口 孝遠は、本年9月末をもって当社の執行役員を退任することになります。
2.執行役員制の導入について
事業規模に相応しい役員体制、経営効率の向上、意思決定の迅速化を図るため執行役員制を導入致します。
3.組織について
全社組織は基本的に機能別組織を考えており、「企画管理部」と「営業本部」・「生産本部」の2本部を設けます。さらに、事業安定収益化のための施策の継続検討が必要なクレーン部門については、製販・国内外一体運営により、早期収益化を目指すべく「クレーン本部」という機種別組織と致します。(企画管理部と営業本部、生産本部、クレーン本部の1部3本部体制)
4.転籍の実施について
コベルコ建機(株)が建設機械メーカーとして存続していくためには、統合される3社において建設機械ビジネスに従事する全員が、独立意識を高めベクトルを一致させ名実ともに独立・一体化することが必須であります。そのためには転籍が望ましいと考え、労働組合と協議を進めておりましたが、このほど合意に達したものです。
①転籍対象者:約700名(1999年9月末現在、建設機械カンパニーに所属
している社内在籍者、及び建設機械カンパニー所管の関係会社等への出向者)
②実施時期:1999年9月30日
以 上
コベルコ建機(株)役員体制一覧