DRY CIP装置の特徴

粉末の性状や製品形状・仕様に合わせ最適のシステムを提供いたします。

DRY CIPの形式

DRY CIPでは、加圧方式の違いにより、(a)周加圧方式と(b)周・軸加圧式の2種類に区別できます。

(a)周加圧方式では中央の図に示すような円筒状の加圧ゴム型が用いられるため,成形ゴム型の外周面法線方向のみの加圧となりますが,粉体の流体的な性質を利用することにより成形体に等方的な圧力を作用させることができます。粉末の充填はオフライン方式のほか,成形ゴム型を高圧容器内に組込んだまま行うインライン方式も採用できます。

(b)周・軸加圧式では右側の図に示すような帽子状の加圧ゴム型を用いて,成形ゴム型の外周面法線方向と上面軸方向とから加圧され,成形体にはほぼ等方的に圧力が作用します。この方式はルツボなどの底付円筒形状の成形や多段ゴム型によるボールの成形に適しており,粉体の充填は成形ゴム型を高圧容器外に取出して行われます。(オフライン方式と呼ばれています。)