再生可能エネルギー利用水素ステーションの実証

KOBELCOグループは、水素源の一部を再生可能エネルギーから生み出す、より低炭素な水素利用が可能な次世代水素ステーションの実証に取り組んでいます。

水素ステーションなどのネットワークの構築と、FCV(燃料電池自動車)による水素の利用が始まっています。まだ黎明期であることから、再生可能エネルギーに由来する低炭素な水素のみでサプライチェーンを構成するには、再エネ電力供給・水電解・水素貯蔵/供給それぞれの技術および規模・コストに課題があります。

KOBELCOグループでは、水素利活用時の低炭素化を進めるため化石燃料由来の水素ステーションに中規模の水電解装置を付設し、再エネ由来の水電解水素を混合して利用することで、より低炭素な水素の利用を実現し推進するための取り組みを開始。水電解水素利用システムの基本設計および運用方案策定、時間変動が予想される再エネ由来水電解水素の昇圧・蓄圧・制御システムを設計・製作し、有効性確認と社会受容性の拡大を目指しています。

この実証は、環境省のCO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業の「中規模(1.5kg/h程度)の高圧水素を製造する再エネ由来水素ステーション関連技術の開発・実証」に採択され、水素ステーションエンジニアリング・建設事業を行っている(株)神鋼エンジニアリング&メンテナンスと水電解水素製造装置を製造・販売している(株)神鋼環境ソリューションが共同で2016~2017年度に実施します。

設備基本仕様

平均供給能力 300Nm3/h以上、5kg×約3分充填、6台/時間×12時間営業=72台充填/日
再エネ水素供給能力 20Nm3/h、再エネ水素100%の場合 8台充填/日、72台充填/日だと平均12%の再エネ水素混合(24時間水素製造)

設備フロー

設備フロー

配置イメージ

配置イメージ

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