2016年4月26日
株式会社神戸製鋼所
当社及び鞍山鋼鉄集団公司の有力子会社である鞍鋼股份有限公司(以下、「鞍鋼」)が2014年に中国遼寧省鞍山市に設立した、自動車用冷延ハイテンの製造・販売を目的とする合弁会社、(以下、「合弁会社」)は、昨日、合弁会社敷地内にて開業式を開催いたしました。
開業式には、当社から川崎博也会長兼社長が、また鞍鋼集団公司から唐復平董事長が出席しました。また、日系、中国系、欧米系、韓国系の主要自動車メーカー及び部品メーカー、金融関係者等、約100名の来賓が出席しました。
中国は世界最大の自動車市場であり、今後も着実な成長が見込まれております。また、政府主導で安全・環境対応への取組が強化されている中、乗員安全性確保のための車体の高強度化と、燃費改善を主な目的とした軽量化が進展することから、自動車用ハイテンの需要は今後益々拡大していくものと想定されます。
当社は、薄板事業において、北米では、USスチールとの合弁拠点であるプロテックコーティング社にて既存の溶融亜鉛めっき(CGL)2ラインに加え、連続焼鈍設備(CAL)1ラインが2013年5月に稼動を開始致しました。欧州においては、フェストアルピーネグループの中核企業であるオーストリアのフェストアルピーネ・シュタール社と自動車用鋼板の技術提携を行っています。今回中国での自動車用冷延ハイテンの生産拠点となる合弁会社が開業したことで、日・米・欧・中での「薄板ハイテンのグローバル供給体制」が整ったこととなります。
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