KOBEMAG®(アルミニウム‐マグネシウム合金めっき鋼板)の委託生産への移行について

2019年5月23日

株式会社神戸製鋼所

当社は2017年度より高耐食めっき鋼板市場に参入し、2017~18年度の2年間にわたり日鉄日新製鋼株式会社(旧日新製鋼株式会社、以下「日鉄日新製鋼」)のOEM製品を自社ブランド「KOBEMAG®※1として販売し、数量を伸ばしてまいりました。この度、事前品質確認、JIS取得等も完了し、2019年度より委託生産※2に移行致しました。

当委託生産への移行は当初の予定通りに進捗しており、数量面ではOEM期間の上限80,000トン/年に対し、委託生産では上限160,000トン/年に増加致します。

KOBEMAG®は販売開始以降、太陽光発電架台、土木・建築部材を中心に電機関連へも受注を拡大し、自社建築物件への積極的な採用も開始しています。また、建築構造部材への採用に必要となる国土交通省の大臣認定も本年夏頃取得に向けて活動中であり、今後より広い需要分野への採用に向けて拡販活動を展開してまいります。

加えて、当社は今後自社内での一貫生産を目指し、更に受注数量を拡大していく計画であり、そのために必要となる技術・設備導入についても本格的な検討に入っております。

※1:KOBEMAG®
「KOBE Magnesium Aluminum Galvanized Steel」の略で、高い耐食性能を有した合金めっき鋼板です。優れた耐食性、耐疵付き性、加工性を有し、構造用から建築、電機、自動車分野など広く適用頂ける鋼板です。溶融亜鉛-6%アルミニウム-3%マグネシウム合金めっき鋼板となります。
※2:委託生産
当社が生産する熱延原板を用い、日鉄日新製鋼がめっきまで実施する生産方法。

「KOBEMAG®」の採用例

胴縁

胴縁

母屋

母屋

関連リンク

(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

ページトップへ