Kobelco Aluminum Products & Extrusions Inc. 開業式典について

2019年9月19日

株式会社神戸製鋼所

当社は、2016年に米国ケンタッキー州に設立したアルミ押出・加工品の製造・販売会社「Kobelco Aluminum Products & Extrusions Inc.(以下、KPEX社)」の開業式典を9月18日(現地時間)に開催致しました。
式典には、ケンタッキー州事業開発局長Erran Persley(エラン・ペセリー)様、ケンタッキー州ウォーレン郡長Mike Buchanon(マイク・ブキャナン)様、 ケンタッキー州ボーリンググリーン市長Bruce Wilkerson(ブルース・ウィルカーソン)様 、在テネシー日本総領事の小林弘之様 をはじめ、主要お取引先様など約50名の来賓の方々にご出席いただきました。
式典では当社を代表して、宮下幸正専務執行役員(アルミ・銅事業部門長)より「北米における燃費規制に伴う自動車軽量化ニーズや衝突安全規制強化に引き続き対応することで、さらなる事業拡大を図り、自動車用アルミ押出部品メーカーとしての存在感を高めていきたい」 と挨拶致しました。

北米自動車市場では、衝突安全規制や環境規制の強化などを背景に、軽量かつ高強度な素材のニーズが加速しています。こうした動きの中、バンパー材や骨格材でアルミ押出材の需要拡大が見込まれることから、当社はKPEX社を2016年4月に設立いたしました。2018年11月より溶解鋳造工程から最終工程である加工工程までの一貫生産を開始しており、同年には更なる需要拡大を見据えて、全工程での能力増強を決定致しました。溶解炉、押出プレス機とも各1機を追加し、増強後は、溶解炉2機・押出プレス2機の体制で、現状の約500トン/月から約1,000トン/月まで能力拡大を図る予定です。能力増強後の量産稼働は2021年を計画しております。

当社グループでは北米市場において、自動車用ハイテン鋼板を製造・販売を行うPRO-TEC Coating Company を1990年に設立以降、自動車サスペンション用アルミ鍛造部品を主力に製造・販売をしているKobe Aluminum Automotive Products, LLC(以下、KAAP社)を2003年に設立するなど、北米自動車向け製品の供給体制を整えつつあります。

今後も神戸製鋼グループでは、アルミ部品や超ハイテンによる輸送機軽量化を通じた燃費低減をはじめとした、CO2排出削減に貢献してまいります。

会社概要

社名:
Kobelco Aluminum Products & Extrusions Inc.
設立:
2016年4月21日
所在地:
米国 ケンタッキー州ボーリンググリーン市(KAAP社隣接地)
資本金:
24百万ドル
出資:
神戸製鋼 100%
従業員数:
120人(2019年8月31日現在)

写真

テープカットの様子

テープカットの様子(左から4番目:宮下専務執行役員、6番目:KPEX有村社長)

スピーチする宮下専務執行役員

スピーチする宮下専務執行役員

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(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

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