加古川製鉄所厚板工場 仕上圧延機のリフレッシュ工事について

2021年6月29日

株式会社神戸製鋼所

当社は、加古川製鉄所厚板工場に約150億円を投資し、仕上圧延機のリフレッシュ工事を実施することを決定しました。本工事の時期は2023年度下期、期間は80日間程度を予定しています。

当社の厚鋼板は、1968年の厚板工場の稼働以降、安全・安心なまちづくり・ものづくりに貢献してきました。当社独自製品として、高い耐久性を誇る橋梁向け厚鋼板である『エコビュー®』などをラインアップしています。また、当社溶接事業部門や技術開発本部と連携し、お客様に対して独自のソリューション提案を実施するなど、特長ある事業を展開しています。

仕上圧延機は、加熱炉で加熱したスラブを粗圧延機で幅出し圧延後、製品の板厚まで圧延する設備です。本設備投資では、仕上圧延機本体・主機モーターの更新に加えて、圧延機の剛性※1向上等の機能を拡充することで、安定した品質・納期の製品供給体制の強化はもとより、高機能厚鋼板、製造技術の開発を進めていきます。

今回のリフレッシュ工事により、当社の厚鋼板の性能、競争力は業界トップレベルとなります。お客様の様々なニーズにお応えすることを通じ、今後進展する温室効果ガス削減に向けた船舶のリプレースや建築、国土強靭化のための橋梁架け替え等の社会資本の充実に一層貢献し、KOBELCOが実現したい未来である「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界」の実現を目指してまいります。

  • ※1 剛性:上下4段のロールを配置した圧延機に素材を通して圧延成形する際に、圧延機の上下・左右・斜め方向に作用する変形度合いのこと。その変形が少なくて頑強であるほど、寸法ばらつきが少ない厚鋼板の製造が可能となるため、このたびのリフレッシュ工事では高剛性化を図っている。

設備更新の概要

対象設備:
仕上圧延機本体、主機モーター
投資額:
約150億円
工事時期:
2023年度下期
工事期間:
80日間程度

厚板工場圧延ライン(模式図)

厚板工場圧延ライン(模式図)

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