「製鉄プロセスにおける水素活用」がNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択

2022年1月7日

日本製鉄株式会社
JFEスチール株式会社
株式会社神戸製鋼所
一般財団法人金属系材料研究開発センター

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)、JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)、株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)、一般財団法人金属系材料研究開発センター(以下、JRCM)の4社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)から公募された「グリーンイノベーション基金事業/製鉄プロセスにおける水素活用プロジェクト」(以下、本プロジェクト)に以下4つの開発項目を共同提案し、2021年12月24日に採択されました。

「グリーンイノベーション基金」は、2020年12月25日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の中で「経済と環境の好循環」を作り出すために組成された基金であり、製鉄プロセスの脱炭素化の実現に向けて、4社で本プロジェクトを推進してまいります。

本プロジェクトの開発項目

 
  • 1-①所内水素を活用した水素還元技術等の開発
  • 2030年までに、所内水素を活用した高炉における水素還元技術及びCO2分離回収技術等により、製鉄プロセスからCO2排出を30%以上削減する技術の実装。
  • 1-②外部水素や高炉排ガスに含まれるCO2を活用した低炭素技術等の開発
  • 2030年までに、中規模試験高炉において、製鉄プロセスからのCO2排出50%以上削減を実現する技術を実証。
  • 2-①直接水素還元技術の開発
  • 2030年までに、低品位の鉄鉱石を水素で直接還元する技術により、中規模直接還元炉において、現行の高炉法と比較してCO2排出50%以上削減を達成する技術を実証。
    ※2-①については、日本製鉄、JFEスチール、JRCMの3社が共同実施
  • 2-②直接還元鉄を活用した電炉の不純物除去技術開発
  • 2030年までに、低品位の鉄鉱石を活用した水素直接還元-電炉一貫プロセスにおいて、自動車の外板等に使用可能な高級鋼を製造するため、大規模試験電炉において、不純物(製品に影響を及ぼす成分)の濃度を高炉法並みに制御する技術を実証。

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