2023年2月1日
株式会社神戸製鋼所
当社の100%子会社である株式会社コベルコパワー神戸第二は、兵庫県神戸市におきまして、発電規模130万kW(65万 kW×2基)となる神戸発電所3号機および4号機の建設を進めてまいりました。3号機につきましては、昨年2月に関西電力(株)との電力受給契約に基づく営業運転を開始しておりましたが、4号機につきましても、必要な法的手続きをすべて終え、性能が所定の条件を満足していることを確認し、本日、関西電力(株)との電力受給契約に基づく営業運転を開始いたしました。
国のエネルギー政策におきましては、安全性を前提に、安定供給、経済性、環境適合の同時達成を目指すことを原則として、高効率な火力発電所への移行が求められております。
神戸発電所3号機および4号機は、最新鋭の発電技術である超々臨界圧発電設備を導入することに加え、電力需要地の神戸市及び阪神地域に近接した立地であることから、電源の高効率化に貢献いたします。加えて、経済性に優れた電力を安定的に供給することで、地域のさらなる発展に貢献できるものと考えています。
また、国内最高レベルの環境対策を実施するとともに、神戸市の『神戸市民の環境をまもる条例』に基づき締結した環境保全協定を遵守し、地域社会との共生等にも配慮した都市型発電所としての役割を果たしてまいります。営業運転開始前の試運転におきましても、4号機は環境保全協定に定める事項をいずれも遵守しております。
KOBELCOグループは、グループ企業理念のもとサステナビリティ経営を推進しております。国のエネルギー政策に則して、火力発電設備の高効率化に寄与し、経済性に優れた電力を安定的に供給すること、また2050年のカーボンニュートラルに向けて、火力発電設備の更なる高効率化・低炭素化に取り組むことで「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指してまいります。
<ご参考>
会社名 | (株)コベルコパワー神戸 | (株)コベルコパワー真岡 | (株)コベルコパワー神戸第二 |
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所在地 | 兵庫県神戸市 (神戸線条工場内) |
栃木県真岡市 (真岡製造所隣接) |
兵庫県神戸市 (神戸線条工場内) |
燃料 | 石炭 | 都市ガス | 石炭 |
発電規模 | 140万kW (70万kW×2基) |
124.8万kW (62.4万kW×2基) |
130万kW (65万kW×2基) |
発電方式 | 微粉炭火力 超臨界圧発電(SC) | ガスタービン・コンバインドサイクル発電(GTCC) | 微粉炭火力 超々臨界圧発電(USC) |
営業運転開始時期 | 1号機:2002年4月 2号機:2004年4月 |
1号機:2019年10月 2号機:2020年3月 |
3号機:2022年2月 4号機:2023年2月 |
(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。