役員報酬制度の改正に関するお知らせ

~業績連動報酬比率の引上げ及びESG指標の導入~

2024年4月5日

株式会社神戸製鋼所

当社は、取締役(社外取締役及び監査等委員である取締役を除く。)及び執行役員(以下、あわせて役員といいます。)を対象とした役員報酬制度について、2024年4月より下記の通り改正いたしますので、お知らせいたします。

なお、本改正に伴い、2024年6月下旬開催予定の第171回定時株主総会において、取締役の業績連動報酬の上限額に相当する支給限度額の改定及び株式報酬制度における株式取得資金の拠出限度額・取締役に付与するポイント数の上限の改定に関する議案を付議する予定です。

役員報酬制度改正の内容

当社の役員報酬を構成する基本報酬、業績連動報酬、中長期インセンティブ報酬(以下、株式報酬といいます。)のうち、業績連動報酬及び株式報酬について、以下の見直しを実施します。

①業績連動報酬比率の引上げ

役員の業績向上に対するインセンティブを従来以上に高めるため、基本報酬に対する業績連動報酬の比率を以下の通り引き上げます。

役位 報酬比率(基本報酬:業績連動報酬:株式報酬)
現行 改正後
取締役社長 100:30:30 100:60:30
取締役副社長執行役員 100:30:30 100:50:30
取締役執行役員 100:25:25 100:40:25
  • ※いずれも業績連動報酬、株式報酬の支給係数が100%である場合

    ※取締役執行役員は標準的な報酬ランクである場合

なお、役員報酬水準の設定にあたっては、外部の専門機関による役員報酬調査データ等に基づき、同規模企業の役員報酬水準との均衡を考慮しているため、一部役位については、本改正に伴い基本報酬を減額します。

②ESG指標の導入

当社グループの中長期的な企業価値向上に向けて、カーボンニュートラルへの挑戦をはじめとしたESGに関する各種経営課題の解決を積極的に推し進めることができるよう、役員報酬の指標に非財務指標であるESG指標を導入します。

ESG指標を導入する報酬は、企業価値向上に対する利害を株主の皆様と共有することを目的とする株式報酬とし、支給係数の決定時に本指標を活用します。

具体的には、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)の全ての観点を網羅的かつ客観的に評価するために、グローバルに展開する主要なESG評価機関の評価を指標とします。

ESG評価機関 指標 基準値 【ご参考】
当社の直近の評価結果
CDP 気候変動スコア A A-
FTSE ESGスコア 3.9以上 4.2
MSCI ESGレーティング AAA AA
  • ※支給係数が最大になる場合の評価

ご参考:当社の役員報酬制度

報酬の種類と内容

報酬の種類 内容
基本報酬 役位及び報酬ランクに応じた固定額を金銭で支給。
業績連動
報酬
組織業績反映分 役位及び報酬ランク別の基準額に対して、全社及び各事業部門の業績管理指標(※)に応じた係数(0~200%)を乗じて支給額を決定し、事業年度終了後に金銭で一括支給。
※2021年度~2023年度の業績管理指標の基準値は、同期間の中期経営計画に経営管理指標として掲げるROIC5%
個人評価 反映分 役位及び報酬ランク別の基本報酬に対して、役員個人の業績やESG関連の取り組み状況を総合的に勘案して決定した係数(▲5~5%)を乗じて支給額を決定し、事業年度終了後に金銭で一括支給。
株式報酬 毎年以下のポイントの合計を付与し、3年毎の一定期日に累積付与ポイント数に応じて当社株式を給付。
<当期利益反映分>
役位及び報酬ランク別の基準ポイントに対して、親会社株主に帰属する当期純利益及び配当実施状況に応じた係数(0~80%)を乗じて単年度の付与ポイント数を決定。
<ESG評価反映分>
役位及び報酬ランク別の基準ポイントに対して、ESG関連指標の評価(※)に応じた係数(0~40%)を乗じて単年度の付与ポイント数を決定。
※CDP気候変動スコア、FTSE ESGスコア、MSCI ESGレーティングの評価結果

制度改正後の各報酬の割合(取締役社長の場合)

制度改正後の各報酬の割合(取締役社長の場合)

  • ※業績連動報酬、株式報酬の支給係数が100%である場合。

    ※上図以外に、業績連動報酬の個人評価反映分を基本報酬の▲5~5%の範囲で支給。

(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

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