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プレスリリース

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「第47回 田宮賞」の表彰について

2006年4月18日

株式会社神戸製鋼所

当社は、昨週14日に、下記の案件を「第47回 田宮賞」の各賞受賞案件に選定し、神戸本社にて、表彰式を執り行いました。

「田宮賞」は、当社の第五代社長 田宮嘉右衛門(注1)の遺徳と事蹟を永く記念するため、当社およびグループ会員各社の中から会社の業績や社会的に大きく貢献したものについて、1960年以来表彰してきており、今年で47回目を迎えました。

今年は、当社およびグループ会員各社から6件(昨年は8件)の推薦があり、これらの候補案件について審査委員会(委員長:佐藤廣士代表取締役副社長)にて審査を行った結果、それぞれ下記の賞に決定いたしました。

当社は、田宮賞の表彰などを通じ、今後とも神鋼グループ一丸となって事業基盤の強化、社会への貢献を果たしていく所存です。


1.金賞 (株)神戸製鋼所 鉄鋼部門
「都市型製鉄所実現に向けた新製銑プロセスの構築」
電力卸供給事業(IPP)用発電所の建設に伴う、焼結工場の休止により、神戸製鉄所第3高炉ではオールペレット操業に挑戦。 安定操業と高炉延命化を実現し、コストの大幅削減を達成した。


2.銀賞 コベルコ建機(株)
「建設解体、金属リサイクルをコアとした環境リサイクル分野への事業展開」
ショベルの先端アタッチメントの多様化・発展性にいち早く着目。 世界最長のビル解体機の開発など建物解体や金属リサイクル機のメニュー展開を進め、同業界における確固たる地位を確立した。


3.銀賞 神鋼電機(株)
「HD(High Density)モータの開発と拡販」
全く新しい磁気回路を搭載したHDモータの開発により、大トルク・大推力を実現。同特性を活かした用途開発により、 半導体やFPD関連の成長分野での売上高拡大に貢献した。


4.銅賞 (株)神戸製鋼所 アルミ・銅カンパニー
「大型チャンバーの開発と受注・拡販」
伸長が期待される液晶製造装置分野において、チャンバーの大型化に対応。 国内最大サイズの素材供給の実現、加工時間の短縮など製販一体となった取組により、収益事業に育成した。


5.銅賞 (株)神鋼環境ソリューション
「汚泥減量化処理プロセス(エステプロセス)の開発と商品化」
都市下水や有機性工場廃水の生物処理過程で発生する余剰汚泥(増殖した生物)の減量化技術として、 自然界に存在する好熱性細菌を利用し、生物で生物を減量する全く新しいプロセスを世界で初めて開発・商品化。 世界的にも評価が高い。


6.奨励賞 神鋼商事(株)
「OA分野における感光ドラム用アルミ切削管の拡販」
成長が期待される感光ドラム用切削管において加工プロセスをトータルにコーディネート。 海外現地生産拠点の立上げ、素材・加工メーカー・顧客が一体となった新しいビジネスモデルを構築した。


注1:田宮嘉右衛門(明治8年生〜昭和34年没)について
神戸製鋼の生みの親にあたる合名会社鈴木商店に入社し、同社が1905年に小林製鋼所を買収し「神戸製鋼所」に改めた際に、支配人に就任した。その後、1911年に(株)神戸製鋼所が発足した時、常務取締役に就任し、 1934年から1945年まで社長(第五代)を努めた当社育ての親である。