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プレスリリース
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三洋電機と神戸製鋼が電気式水冷スクリュー冷凍機の技術提携に合意
〜中国における冷熱・コマーシャル事業の新たな展開を図り、競争力を更に強化〜
2006年7月19日
三洋電機株式会社
株式会社神戸製鋼所
大連三洋制冷は1992年に三洋電機と大連・冰山グループの合弁会社として設立され、ガス方式の業務用大型空調機である吸収式冷凍機の製造・販売・サービスの一貫した事業を展開し、中国市場でシェアNo.1を獲得するなど、確固たる事業基盤確立と顧客からの高い信頼を築いております。また、2005年からは新たに、業務用ガスヒートポンプエアコンの製造・販売・サービスも開始し、中国全土へのガスインフラの普及に伴い、大きな事業拡大を目指しております。
神戸製鋼は、電気式水冷スクリュー冷凍機で高い技術を有する国内トップメーカーです。2003年10月に発売を開始した超高効率・小型の「ハイエフミニシリーズ」は、多くのお客さまから好評を得ており、ビル・工場などの空調用途や産業用途などに、累計で200台以上の国内販売実績があります。
セントラル業務用空調市場の着実な成長が続く中国において、空調用電気式スクリュー冷凍機市場は日本の約10倍(8,000台)にあたり、今後5年間で毎年約15%増加すると見込まれております。大連三洋制冷は、ガス方式の業務用大型空調に加え、今後、電気式冷凍機事業分野の展開を図るため、同分野で高い技術を持つ神戸製鋼と提携し、セントラル業務用空調市場において、更なる競争力強化を目指します。一方、神戸製鋼では、今回の提携が当該事業として初めての海外向け対応となり、三洋電機の中国事業展開を支援することで、中国の需要を間接的に享受できる利点があります。
今回の提携により、三洋電機の中国における冷熱・コマーシャル事業は、小型家庭用エアコンから、業務用のパッケージエアコン、ガスヒートポンプエアコン、そして吸収式冷凍機、電気式スクリュー冷凍機などの大型空調システムまで一貫した総合空調事業を展開することが可能となり、大きな事業拡大が期待できます。今秋にもフィールド試験を開始し、2007年4月の発売を目指します。
販売エリアおよび目標台数
販売エリアは中国国内で、販売目標台数は下記の通りです。そして、中国国内の大型空調(100冷凍トン以上)の市場で、3年後にシェア10%を目指します。(現在の市場規模は約8,000台)
2007年: | 100台 | |
2008年: | 350台 | |
2009年: | 800台 |
神戸製鋼製 電気式水冷スクリュー冷凍機「ハイエフミニシリーズ」について
ビル、工場などの空調、食品工場などの冷却工程などに用いられる小型水冷スクリュー冷凍機分野(冷房能力300〜2800kWクラス)で、業界最高のエネルギー効率(COP5.6※)を達成しています。 |
※Certificate of Performance :COP = 冷・暖房能力/消費電力、値が大きいほど省エネ性が高い。 |
<主な特長>
1. | 安価なランニングコスト(電気代が従来機比で約30%削減) | |
2. | CO2 排出量を大幅削減(従来機比で約30%削減) | |
3. | 小型・軽量(業務用エレベーターで搬入可能) |
大連三洋制冷有限公司の概要
所在地: | 中国大連市経済技術開発区 | |
事業内容: | 吸収式冷凍機、ガスヒートポンプエアコンの製造・販売 | |
営業地域: | 中国全土、輸出 | |
資本金: | 20億円 | |
出資形態(比率): | 三洋電機(55%)、大連冷凍機有限公司(40%)、双日(5%) | |
設立: | 1992年9月11日 | |
代表者: | 董事長 川島 克久(三洋電機 執行役員) | |
従業員数: | 630人 |