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プレスリリース

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蘇州神鋼電子材料の本格稼働開始について

〜 10月26日(木)開所式を挙行 〜

2006年10月25日

株式会社神戸製鋼所

当社全額出資による電子材料用銅板材のスリット(条切り)加工・販売及び技術サービス会社である「蘇州神鋼電子材料有限公司(Suzhou Kobe Copper Technology, Co., Ltd. 、以下 蘇州神鋼)」はこのほど本格稼動を開始し、10月26日(木)10時30分から、現地にて開所式を開催します。

式典には、現地需要家や地元政府当局の関係各位を初め、アルミ・銅カンパニープレジデントの中山裕之(当社専務取締役)以下当社幹部など、総勢約100名が出席予定です。

蘇州神鋼は、電子材料用銅板材のスリット加工・販売及び技術サービス拠点として、2005年5月に設立しました。既に2006年7月より生産・出荷を開始しています。中国、特に上海、蘇州、杭州等の華東地区では、半導体メーカーの工場進出に伴い半導体リードフレーム用に、あるいは自動車生産台数の急増に伴い電装機器接続部品としての端子・コネクター用に、電子材料用銅板材の需要が急速に拡大しています。
従来は、当社長府製造所(山口県下関市)で製造した広幅の銅板コイル材を同製造所でスリット加工後、現地需要家に供給していましたが、今回の蘇州神鋼の本格稼動により、現地の需要家ニーズに応じてスリット加工した製品の納期面・技術サービス面での対応力向上が見込まれます。当社では今後とも、蘇州神鋼を積極的に活用し、多様化する現地の需要家ニーズに迅速かつ柔軟に対応していく考えです。


【蘇州神鋼電子材料有限公司概要】
所在地: 中国江蘇省蘇州市
代表者: 上原 實 (神戸製鋼出身)
資本金:  4,700千ドル(神戸製鋼100%)
設立: 2005年5月(2006年7月生産開始)
生産量: 2006年末(計画) 160t/月
2008年度(計画) 340t/月
主要設備: スリッターライン、ミニトラバース、梱包・検査設備
土地/建物:  敷地面積約20,000m2、建屋面積約4,000m2
従業員数: 約30名