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プレスリリース

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「第48回 田宮賞」の表彰について

2007年4月13日

株式会社神戸製鋼所

当社は、下記の案件を「第48回 田宮賞」の各賞受賞案件に選定し、本日(13日)に神戸本社にて、表彰式を執り行いました。

 


「田宮賞」は、当社の第五代社長 田宮嘉右衛門(注1)の遺徳と事蹟を永く記念するため、当社およびグループ会員各社の中から会社の業績や社会的に大きく貢献したものについて、1960年以来表彰してきており、今年で48回目を迎えました。

 


今年は、当社およびグループ会員各社から7件(昨年は6件)の推薦があり、これらの候補案件について審査委員会(委員長:佐藤廣士代表取締役副社長)にて審査を行った結果、それぞれ下記の賞に決定いたしました。

 


当社は、田宮賞の表彰などを通じ、今後とも神鋼グループ一丸となって事業基盤の強化、社会への貢献を果たしていく所存です。

 


 

1.金賞 (株)神戸製鋼所 鉄鋼部門
「高強度懸架ばね用線材の日米欧三極供給体制の確立による拡販」
線材条鋼分野の高収益商品である懸架ばね用鋼に対して、日本の自動車メーカのグローバル調達に対応した日米欧三極供給体制を確立した。その結果、市場におけるプレゼンスを確固たるものとし、懸架ばね用線材の高いシェアを獲得した。
 
2.銀賞 (株)神戸製鋼所 機械エンジニアリングカンパニー
「CWD処理用制御爆破技術の開発と実用化」
世界的に高い技術評価を受け、安全な社会に向けた貢献のメニューを創出し、エンジニアリング事業の新しい分野を開拓した。
 
3.銀賞 神鋼電機(株)
「自動車業界向け試験装置の開発と拡販」
市場の拡大が見込まれるハイブリッド車市場に対して、他社に先駆け数々の高収益試験装置をメニュー化し、圧倒的なシェアを獲得した。
 
4.銅賞 (株)コベルコ科研
「綜合試験研究事業のエレクトロニクス分野への展開」
成長分野であるエレクトロニクス事業において、抜本的な戦略見直しを行って体制改革に取り組み、綜合試験研究事業の柱に成長させた。
 
5.銅賞 神鋼特殊鋼管(株)
「チタン溶接管の歩留および生産性の向上」
競争が激しいチタン溶接管市場において、工場の存続をかけた製造コスト低減に取組んだ結果、大幅な歩留改善によって価格競争力を向上させ、国内トップシェアを獲得した。
 
6.銅賞 神鋼不動産(株)
「HAT神戸における『摩耶シーサイドプレイス』での震災復興街づくりへの貢献」
震災復興の旗頭として不動産事業50年の歴史に残る一大プロジェクトを完墜して、神戸製鋼グループ全体の評価を高めた。
 
7.奨励賞 (株)神鋼環境ソリューション
「新規グラスライニングの開発」
激烈な競争が繰り広げられるグラスライニング業界において、他社にない特性をもつ商品をメニュー化し、ナンバーワングラスライニングメーカとしての地位を確立した。


注1)田宮嘉右衛門(明治8年生〜昭和34年没)について
神戸製鋼の生みの親にあたる合名会社鈴木商店に入社し、同社が1905年に小林製鋼所を買収し「神戸製鋼所」に改めた際に、支配人に就任した。その後、1911年に(株)神戸製鋼所が発足した時、常務取締役に就任し、1934年から1945年まで第五代目の社長を努めた当社育ての親である。