2007年度設備投資計画(単独)の概要について

2007年4月24日

株式会社神戸製鋼所

１．設備投資の基本的な考え方

2007年度の設備投資については、鉄鋼部門、アルミ・銅部門を中心に増額を予定しています。特に、鋼材安定生産のベースとして高炉改修を着実に推進するとともに、当社のオンリーワン製品の拡充やものづくり力の向上に繋がるものなど競争力の強化を図る投資を実施致します。また、環境関連投資に加えて、早期に実効が期待出来る合理化案件や、事業維持に不可欠な老朽更新案件などを厳選して実施して参ります。

２．設備投資総額（単独）

（単位：億円）

適用	2006年度見込み	2007年度計画	伸び率（07/06）
工事ベース（内鉄鋼部門）	960 （700）	1,100 （840）	＋15％（＋20％）
支払ベース（内鉄鋼部門）	760 （520）	1,000 （760）	＋32％（＋46％）
減価償却費（内鉄鋼部門）	560 （400）	810 （590）

※上記07年度計画における減価償却費には税制改正に伴う償却方法変更影響（130億円[内鉄鋼部門100億円]）を含む。

３．部門別内訳（単独/工事ベース）

（単位：億円）

	2006年度見込み	2007年度計画
鉄鋼部門	700	840
アルミ・銅部門	140	150
その他	120	110
合計	960	1,100

４．主な設備投資案件（単独/工事ベース）
2007年度における設備投資計画の中で、主要なものは以下の通りです。

【鉄鋼関連】

事業所	工事名	対象品種	金額（億円）	工期
加古川製鉄所	第2高炉改修	薄板、厚板、線材等	120 （総投資額400）	2004.9〜 2007.5
神戸製鉄所	第3高炉改修	高級特殊鋼	100 （総投資額100）	2007.11〜 2007.12

【アルミ・銅関連】

事業所	工事名	対象品種	金額（億円）	工期
長府製造所	冷間調質圧延機更新	銅板	15 （総投資額18）	2005.10 〜 2007.4
長府製造所	めっきライン新設	銅板	7 （総投資額7）	2006.4 〜 2007.6

≪ご参考≫
【2006年度までに実行した主要案件】（単位：億円）

	事業所	工事名	対象品種	金額（億円）	工期
鉄鋼関連	加古川製鉄所	脱硫機能付き真空脱ガス設備新設	ハイテン・特殊鋼など	50	2003.9〜 2004.10
	神戸製鉄所	第5ブルーム連続鋳造機新設	高級特殊鋼	85	2004.4〜 2006.8
	神戸製鉄所	棒鋼　精整・検査ラインリフレッシュ工事	高級特殊鋼	10	2005.11〜2007.3
アルミ銅関連	大安工場	メカニカル鍛造プレス4号機新設	自動車用足廻りアルミ鍛造部品等	10	2004.4〜 2004.9
	真岡製造所	熱間仕上げ圧延機モーター更新	自動車パネル材・ボトル缶材等アルミ板全般	7	2004.4〜 2005.1
	真岡製造所	No.1冷間圧延機劣化更新及び高速化	アルミ板	14	2005.4〜 2007.2

≪ご参考≫
＜設備投資額推移（単独/過去20年）＞

（単位：億円）

年度	工事ベース	支払ベ−ス	減価償却費
88年度	660	540	598
89年度	810	730	605
90年度	1,250	900	648
91年度	1,860	1,590	727
92年度	1,780	1,710	813
93年度	980	1,700	868
94年度	550	640	846
95年度	630	600	797
96年度	660	760	768
97年度	570	470	761
98年度	770	690	741
99年度	560	690	718
00年度	570	400	692
01年度	439	513	657
02年度	240	250	614
03年度	358	331	565
04年度	462	353	548
05年度	585	541	519
06年度（見込み）	960	760	560
07年度（計画）	1,100	1,000	(注)　810

(注) 07年度(計画)における減価償却費には、税制改正に伴う償却方法変更影響(130億円)を含む。