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プレスリリース

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加古川製鉄所第2高炉の再稼働について

2007年5月24日

株式会社神戸製鋼所

当社は、2005年6月から着手しておりました加古川製鉄所第2高炉の改修工事をこのほど完了し、本日現地で火入れ式を行い、再稼働させました。これに先立ち、1988年1月から約19年稼働を続けておりました第1高炉は5月20日に休止しました。

新第2高炉は、炉容積を5,400m3に拡大したのに合わせて、炉体形状を最適化し、高炉の安定操業を確保すると共に、当社の持つ世界トップレベルの高PC(微粉炭)比操業技術を更に発展させ、低廉原料の一層の使用拡大によるコストダウンを図っています。
また、これまでに蓄積した操業ノウハウと、炉底への高熱伝導性カーボンレンガの採用、炉体冷却装置に銅ステーブを採用することなどにより、炉寿命は25年を目指しています。

当社は、こうした大型高炉を長年にわたって安定的に、且つコストダウンを図りながら高生産性で操業する技術を更に向上させることで、世界的な競争力の強化を継続します。

<新第2高炉 設備概要>
1.高さ    :約33m
2.胴体部最大直径   :約17m
3.炉容積   :5,400m3
    (国内で5番目、世界では7番目の大きさ:2007年4月末現在、当社調べ)
4.出銑能力   :約400万トン/年
5.改修工事期間   :2005年6月〜2007年4月 約2年
6.投資額   :約400億円