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プレスリリース

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「第49回 田宮賞」の表彰について

2008年4月16日

株式会社神戸製鋼所

当社は、下記の案件を「第49回 田宮賞」の各賞受賞案件に選定し、9日に神戸本社にて、表彰式を執り行いました。

「田宮賞」は、当社の第五代社長 田宮嘉右衛門(注1)の遺徳と事蹟を永く記念するため、当社およびグループ会員各社の中から会社の業績や社会的に大きく貢献したものについて、1960年以来表彰してきており、今年で49回目を迎えました。

今年は、当社およびグループ会員各社から4件(昨年は7件)の推薦があり、これらの候補案件について審査委員会(委員長:佐藤廣士代表取締役副社長)にて審査を行った結果、それぞれ下記の賞に決定いたしました。

当社は、田宮賞の表彰などを通じ、今後とも神鋼グループ一丸となって事業基盤の強化、社会への貢献を果たしていく所存です。

1.金賞 コベルコ建機(株)、
(株)神戸製鋼所 技術開発本部
「省エネ型油圧ショベルの開発と商品化」
油圧ショベル市場において、競合他社に勝る燃費性能をもった商品を開発し、”燃費のコベルコ”としてブランド価値を高めたことに加え、燃費向上によるCO2削減効果など、環境面による社会への貢献も高く評価された。
顧客から高い評価を得ることができ、販売量の拡大とシェアの向上を実現した。

2.銀賞 (株)神戸製鋼所 鉄鋼部門
「高炉の超短期改修工事」
神戸製鉄所第3高炉における改修工事を、綿密なプロジェクト運営により、鉄皮の更新を伴う工事として最短となる45日間で完遂し、特殊鋼ユーザーに安定して鋼材の供給を継続することができた。

3.銅賞 神鋼電機(株)
「工場革新活動による業績改善」
継続的な改善を実施できる仕組みを持った工場革新活動を通じて、企業風土を改革し会社の業績を向上させた。

4.銅賞 神鋼造機(株)
「トライボロジー*1)試験機の開発と拡販」
自動車・建機分野の動力伝達部品のモジュール化に伴って必要となる動力試験ニーズを捉え、数々の試験機を他社に先駆け開発した結果、国内トップメーカーの位置を得た。
*1)トライボロジー:摩擦・磨耗・潤滑などによる表面損傷および、それらに関する諸現象を取り扱う工学の一分野。

注1)田宮嘉右衛門(明治8年生~昭和34年没)について
神戸製鋼の生みの親にあたる合名会社鈴木商店に入社し、同社が1905年に小林製鋼所を買収し「神戸製鋼所」に改めた際に、支配人に就任した。その後、1911年に(株)神戸製鋼所が発足した時、常務取締役に就任し、1934年から1945年まで第五代目の社長を務めた当社育ての親である。