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プレスリリース

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チタン溶接管 電動自転車用フレーム素材に採用

2008年7月14日

株式会社神戸製鋼所

パナソニック サイクルテック株式会社殿(大阪府柏原市)から2008年6月20日に発売された「軽量プレミアム電動自転車"チタンライトEB"」のフレーム素材に、当社のチタン溶接管が採用されました。

フレーム素材にチタン合金を採用することで、従来は20kgを超えていた電動自転車を16.7kgまで軽量化することが可能になりました。また、振動吸収性に優れたチタン素材の特性を活かし、走行時の路面からの振動を吸収することで、運転者の疲労を軽減し、快適な運転を演出します。更にチタンの腐食しにくく耐久性に優れた性質により、従来の製品に比べ長期間の使用を可能にしています。

パナソニックサイクルテック株式会社は、今年2月に初めて電動自転車のフレーム材料をチタン合金としたカスタマイズオーダー可能な電動自転車「チタンフラットロードEB」の販売を開始しましたが、これはスポーツタイプでインターネットを介した限定販売でした。今回発売の「チタンライトEB」は上記のような特長をもつ「軽量プレミアム高級電動自転車」として店頭で販売されます。なお、同社は初年度の販売予定を1,000台としています。

今回のチタン溶接管は神戸製鋼グループの神鋼特殊鋼管(株)(山口県下関市)にて製造し、当社がパナソニックサイクルテック株式会社へ販売しております。チタン製品は主に航空機や海水淡水化プラントなどの一般産業用途に使用されますが、神戸製鋼は独自の技術力を活かし、ゴルフクラブや携帯電話向けなどの民生品用途での需要拡大にも、今後一層注力して参ります。 

ご参考
【パナソニック サイクルテック株式会社】
所在地:   大阪府柏原市片山町13番13号
資本金:   6億円
事業内容:   一般自転車、電気自転車等の自転車の製造販売