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プレスリリース

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銑鋼一貫生産体制確立50周年について

~ 神戸製鉄所、第一高炉(1次)火入れから50年 ~

2009年1月16日

株式会社神戸製鋼所

当社は、1959(昭和34)年1月16日に、現在の神戸製鉄所に当社としては初めてとなる第一高炉を建設・完成し、火入れ(1次)式を行いました。当社はこれにより、鉄鉱石・石炭から鋼を製造する銑鋼一貫生産体制を確立し、以降、幾多の試練を乗り越え、本日、丸50年を迎えました。
第一高炉稼働後、同製鉄所内に2基、更に加古川製鉄所に3基の高炉を建設し、また1965(昭和40)年に合併した尼崎製鉄(株)における2基の高炉の合併後の生産量を加え、50年で3億トンを超える銑鉄の生産(2008年12月末時点累計銑鉄生産量:約3億200万トン)を行ってきました。
その間、神戸製鉄所第三高炉において、1986年に国内高炉で初となる銑鉄1トン当たり100kgを超える微粉炭の吹き込みによる生産、更にその後200kgを超える高微粉炭比操業を実現しました。1995年には阪神大震災による緊急停止と2ヶ月半という短期間での復旧・操業再開を経験。IPP(電力卸供給)事業進出により、1999年に焼結工場を停止したことに伴い、2001年から国内では唯一のオールペレット操業を実施するなど、多くの高炉操業技術を確立しました。

現在、当社は、神戸製鉄所で第三高炉が1基、加古川製鉄所で第二、第三高炉の2基(第一高炉は休止中。)の合計3基が稼働しています。今後も銑鋼一貫生産体制により、得意とする特殊鋼やハイテン鋼など、お客様のニーズに応える高品質・高級鋼の生産・開発に注力致します。

 

神戸製鉄所 第三高炉
神戸製鉄所 第三高炉
(手前に見えているのは、一昨年の高炉改修工事で入れ替えられた旧第三高炉の炉体鉄皮のモニュメント)