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プレスリリース

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神戸製鋼のマフラー用耐熱チタン合金がLEXUS LFAに採用

2009年10月29日

株式会社神戸製鋼所

10月21日にLEXUSより発表された2010年末発売予定の2シータースポーツLFAのマフラー素材に当社の独自開発したマフラー用耐熱チタン合金が採用されました。

採用された当社の製品は、マフラー用耐熱チタン合金「KSTI-1.2ASNEX」で四輪車マフラー用として2004年に独自に開発したものです。今回のLEXUS LFAへの採用が量産車では初めての採用事例となります。従来のマフラー用材料であるステンレスの約60%の比重である「KSTI-1.2ASNEX」の採用によって車体の軽量化に大きく貢献しております。

当社は2000年に世界初のマフラー用耐熱チタン合金となる「KSTI-1.5AL」を開発し、国内外の二輪車メーカーに納入を行って参りました。「KSTI-1.2ASNEX」は「KSTI-1.5AL」の高温強度を維持しながら、成形性と耐高温酸化性を向上させたことが特徴で、耐熱性の観点から適用の難しかった四輪車への採用を目指してきました。今回の採用はこの耐熱性能・耐高温酸化性能、更には成形性を総合的に評価戴いたもので、LEXUSの求める高い要求品質をクリアーすることができた製品であると自負しております。

当社は国内で初めて1949年にチタン研究開発に着手したチタン製造のパイオニアであり、トップメーカーであります。今回のLEXUSへの採用を足がかりとして、四輪車マフラー用途向けへの更なる採用拡大を目指して参ります。

*尚、チタンマフラーは株式会社三五にて設計・製造されました。
LEXUS LFA概要 (LEXUSホームページより抜粋)
LEXUSは、2010年末発売予定の2シータースポーツ、LFAを10月21日に発表した。

LFAは、LEXUSブランドのプレミアムスポーツを示す“F”の頂点に立つクルマとして、運転する楽しさがもたらす「感動・官能」を極限まで追求し、ドライバーの意思にしっかりクルマが反応することで生まれる一体感に加え、限界領域でのクルマの安定感がかもし出す懐の深さなど、LEXUSのエモーショナルな世界を広げる非日常的な性能を高い次元で実現。

具体的には、エンジンの最高出力やボディの空力特性といった基本性能を追求するとともに、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間に車両全体が呼応するようなレスポンスや高回転エンジンによる途切れることのない加速感、人車一体となったハンドリング性能、表情豊かに奏でられるエンジンサウンドなど、人の五感を刺激する官能性能も徹底的に鍛え上げている。
LFA(欧州仕様)主要諸元 (LEXUSホームページより抜粋)
全長×全幅×全高(mm)   4,505×1,895×1,220
ホイールベース(mm)   2,605
トレッドFr/Rr(mm)   1,580/1,570
車両重量(kg)   1,480
乗車定員(人)   2
エンジン 型式/総排気量(cc)   1LR-GUE/4,805
種類   V型10気筒DOHC
最高出力(kW[PS]/rpm)   412[560]/8,700
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)   480[48.9]/6,800
変速機   6速ASG
駆動方式   FR
サスペンション Fr/Rr   ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ Fr/Rr   ディスク(CCM)/ディスク(CCM)
タイヤ Fr/Rr   265/35ZR20(95Y)/305/30ZR20(99Y)
最高速度(km/h)   325
0-100km/h加速(sec.)   3.7
LEXUS LFA画像 (LEXUSホームページより抜粋)
LEXUS LFA画像
チタンマフラー概観 東京モーターショウ LEXUSブースにて
チタンマフラー概観 東京モーターショウ LEXUSブースにて