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プレスリリース
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成都神鋼グループ100億元プロジェクト ショベル工場竣工式について
~中国四川省 成都のショベル工場、拡張移転~
2009年12月23日
株式会社神戸製鋼所
コベルコ建機株式会社
1994年9月に合弁事業をスタートさせてから15年。その間、中国での建設機械事業は大きく成長し、節目の年にあたる今年、次の15年の成長に向け、創業以来の土地から離れ、車で20分ほど離れた新事業所で、新たなスタートを切りました。
ショベル工場竣工式には、四川省幹部、成都市幹部、日本総領事(重慶)、中国建機工会長、中国国内の代理店などをお招きし、日本側からは株式会社神戸製鋼所 佐藤 廣士社長、コベルコ建機 小谷重遠社長他、創業時のOB、金融関係、ベンダーなどが多数参列し、総勢1,600人(招待700人)規模で行なわれました。
移転を機に、10月1日付で、中大型機を生産している【成都神鋼建設機械有限公司(以下CKCM)】は、ミニショベルを生産している【成都神鋼小型ショベル有限公司(以下CKME)】を統合し、ミニから中大型機械までを製作する工場として新たにスタートしました。また、販売・サービスを統括する成都神鋼工程機械(集団)有限公司(以下CKCMG)は、2010年末までには移転を完了させる予定です。
移転式典で、日本側から挨拶に立った株式会社神戸製鋼所 佐藤 廣士社長は、「中日合弁から15年。・・・中日双方の信頼関係がより強いものになっております。今、ここに世界有数の最新鋭工場が完成し、・・・・飛躍に向けた全ての条件が整いました。これから、『品質第一主義』、『顧客第一主義』という神戸製鋼グループの理念を、この新工場のあらゆるところに浸透させ、市場から最高の信頼と評価を勝ち取るべく、総力をあげて取り組んでまいります。」と述べました。
今回、生産工場の移転に伴う投資総額は、土地・建屋・設備を含め、8.5億元(116億円 13.7円/元)で、所要資金は、移転補償金等で賄いました。
移転により、敷地は約5倍となり、将来の需要増加にも迅速に対応出来る体制となります。移転を機に、生産メニューの拡充も行います。CKCMでは、従来20t、25tクラスの中型機を中心に、35tまでの機種を生産しておりましたが、鉱山分野での需要が期待できる46t、48tクラスの大型機の生産を2010年1月から開始いたします。また小型機も従来の5t、6t機に加え、7t機も新メニューとして新たに生産を開始いたします。今後、マーケットのニーズに合わせながら徐々に製品メニューの拡大にも取り組んで参ります。
生産能力は、重機ショベルが2008年能力比2倍の5,000台。ミニショベルは、2008年能力比1.2倍の2,400台でスタートする予定です。今回の移転により中国国内での生産能力は、浙江省杭州市にある杭州神鋼建設機械有限公司(以下HKCM)と合わせて約12,000台/年の供給能力を持つことになり、成長を続ける中国市場で確固たる地歩を築く体制を整えることが出来ます。
2007年12月に事業拠点移転計画に調印し、成都市政府から「百億元プロジェクト企業」に認定されて今日に至りました。春節前のこの時期は、本来であれば不需要期にあたりますが、需要の波を的確に捉え、旧工場の2倍の増産体制の完成とともに早速、2010年1月にはフル生産体制に入る予定です。
<移転後の新工場の概要>
【社名】成都神鋼建設機械有限公司 [英文名]:Chengdu Kobelco Construction Machinery Co.,Ltd
【設立時期】:1994年9月
(1)【重機ショベル生産能力】5,000台/年(2008年 2,500台/年)
【敷地面積】258,000m2(2008年 52,000m2)
(2)【ミニショベル生産能力】2,400台/年(2008年 2,000台/年)
【敷地面積】 60,000m2 (2008年 4,900m2)