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プレスリリース

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韓国における溶接材料の販売会社の設立について

2011年6月15日

株式会社神戸製鋼所

当社はこのほど、韓国の釜山市に溶接材料の販売を行う会社「神鋼韓国溶接販売株式会社(英文Kobelco Welding Marketing of Korea Co., Ltd. 略称 KWMK)」を、2011年4月に設立し、7月より営業開始することを決定しました。

新会社の概要

名称:  神鋼韓国溶接販売株式会社
 [英文名]Kobelco Welding Marketing of Korea Co., Ltd.
 (略称 KWMK)
所在地:  韓国 釜山市
設立:  2011年4月設立、7月より営業開始(予定)
資本金:  8億ウォン(約58百万円)
出資比率:  神戸製鋼51%、KWK*(韓国)7%、神鋼商事(株)2%、脈韓商事40%
 * Kobe Welding of Korea Co.,Ltd.
事業内容:  溶接材料の販売
従業員数:  8名

当社は、韓国国内において長年に亘り、販売代理店である脈韓商事を中心とした営業活動により主要顧客への販売拡大を図ってまいりました。また、韓国での軟鋼FCWの生産販売会社であるKobe Welding of Korea Co.,Ltd.(以下、KWK)の設立(1995年)に際しても、当時外国資本が独資で会社設立ができない状況下、脈韓商事の多大な協力・支援のもとで設立することができ、KWKは現在に至るまで着実に業績を伸ばしてきております。

そうした中、韓国における当社の溶接材料の営業は、造船向けはKWKと脈韓商事にて、また、原子力やLNGタンクなどのエネルギー分野向けでは、日本の輸出営業と主に脈韓商事にて活動しております。韓国の造船分野でも将来の需要減が予想されますが、当社グループの強みである現場対応力、技術開発力を活かすとともに、溶接材料・施工法・装置などの組み合わせによる溶接ソリューションの展開で更なる販売量の確保を目指しております。エネルギー分野でも、韓国の重工メーカーでは、新興国におけるエネルギー工事案件受注に向けた積極的な海外展開を進めており、こうしたメーカーとの関係を更に強化することによる受注の最大取り込みを図ってまいります。

以上を確実に実現するためにも、当社は韓国での効率的かつ効果的な営業体制を構築し、主要顧客との関係を更に強化し最大販売量を確保すべく、販売会社を設立することと致しました。

語句説明

・高付加価値溶材
エネルギー分野で多用される低合金耐熱鋼用溶接材料、低温用鋼用溶接材料、Ni基合金系溶接材料などの溶接材料のこと。一般的な軟鋼用溶接材料など汎用品と区別して使用。