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プレスリリース

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印タイヤ・ゴム機械製造拠点の開所式開催について

2012年1月19日

株式会社神戸製鋼所

当社がインドのラーセン・アンド・トゥブロ社(LARSEN & TOUBRO LIMITED 以下L&T)と合弁で設立したL&Tコベルコマシナリー(以下LTKM)が建設中のタイヤ・ゴム機械製造工場がこのほど完工し、稼動を開始することとなりました。現地時間1月19日(木)11時から、当社/重河副社長(機械事業部門長)をはじめ、約130人が出席して新工場の開所式を開催する予定です。

LTKM社の概要

会社名 : L&T コベルコ マシナリー
(L&T KOBELCO MACHINERY PRIVATE LIMITED)
所在地 : インド国ムンバイ市(工場所在地:タミル・ナドゥ州カーンチプラム市)
設立 : 2010年11月
資本金 : 5億ルピー(約9億円)
出資比率 : L&T51%、神戸製鋼49%
従業員数 : 54名(当社からの出向者2名)  
事業内容 : ゴム混練機※1及びゴム二軸押出機※2の製造・販売

タイヤ・ゴム機械とは、自動車や建機などのタイヤ製造工程で使用される機械の総称です。近年、新興国を中心とした自動車の生産増に伴い、需要が拡大しています。LTKMは、インド、欧州、中近東、アフリカ、ロシア、東欧などのマーケットに対応すべく設立した、当社グループとしては国内(兵庫県高砂市)、米国(KOBELCO STEWART BOLLING, INC.:オハイオ州)、中国(益陽益神機械有限公司:湖南省)に次ぐ4箇所目のタイヤ・ゴム機械の製造・販売拠点です。売上目標は年間4,500万ドル(2014年)です。

パートナーであるL&Tは、インドの建設エンジニアリング最大手で、電機・機械・産業機器などの製造・販売も行っており、インドにおけるタイヤ加硫機※3のトップメーカーです。当社は、2003年以降、タイヤ加硫機の製造に関する技術供与を実施するなど、同社とは良好な関係を構築してきています。今後は、L&Tの有する強固な販売網をフル活用してインド以西のマーケットでの拡販を実現し、世界トップメーカーの地位をより確固たるものにしていく考えです。

※1 ゴム混練機: タイヤもしくはゴム製品の製造工程の最初に設置され、原材料のゴム、カーボン、硫黄、薬品、オイルなどを混ぜ、練り込む機械。ミキサ。
※2 ゴム二軸押出機: ゴム混練機の下部に設置され、混練されたゴム他の原材料の塊をシートに押し出す機械。
※3 タイヤ加硫機: タイヤ製造工程の最終段階で、ドーナツ状に成型された半製品に熱と圧力を加え、原材料に含まれる硫黄を反応させることで半製品の硬度を上げ、同時にタイヤのトレッドを刻印する機械。