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プレスリリース

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2012年度入社式について

2012年4月2日

株式会社神戸製鋼所

当社は本日、2012年度新入社員入社式を下記の通り実施しましたので、お知らせ致します。

【入社式】

日時: 2012年4月2日(月)10:00
場所: 神戸国際会議場
式次第: ・開会の辞
・社長祝辞
・役員紹介
・閉会の辞

【新入社員入社実績】

(単位:人)
    2010年度 2011年度 2012年度
総合職 事務系 8 41 47
技術系 45 78 111
小計 53 119 158
基幹職 56 178 240
合計 109 297 398

当社は、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G”」に沿い、グローバル展開を加速しています。新卒採用においても、米国・中国での採用活動を開始するなどグローバル化を進め、2012年度は外国人を5名(うち1名は当社として初めての海外大学出身者)を採用したほか、海外大学出身の日本人なども採用しました。

2012年度入社式社長祝辞(要約)

本日、約400名の方々が神戸製鋼所に入社した。当社グループには、思う存分活躍できる数多くのビジネスフィールドが広がっており、企業人及び社会人として、大きく成長されることを期待している。

さて、世の中は大きく変化しようとしている。世界の経済成長が先進国から新興国に移っているほか、資源・燃料が寡占化され価格が高騰している一方で日本製品は韓国・中国の追い上げや円高などにより競争力が低下している。また、「会社は社会のもの」という概念が定着し、コンプライアンスや環境保全、地球温暖化防止、社会貢献などの行動が評価される時代になってきた。こうした変化により、経営環境は厳しさを増しているが、変化に対応できれば大きな成果を得られるビジネスチャンスでもある。
鉄鋼業界でも大きな業界再編の動きが出てきているが、当社グループは、規模を追い求める戦略ではなく、独自技術によるオンリーワン製品を生み出していくことで成長する道を採る。中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION“G”」のもと、「グローバル化の推進」、「オンリーワンの追求」、「ものづくり力の強化」などの重要課題を進めている。同時に、多岐に亘る事業を展開している特色を活かし、グループ内の技術や知恵を融合させれば、必ずやイノベーションを引き起こし、オンリーワン製品や技術を創出し、市場でのプレゼンスを獲得できると考えている。

次に、皆さんに心掛けていただきたいことを申し上げる。

  1. プロになる。
    配属された分野で専門知識を獲得し、磨き上げて第一人者に育って欲しい。そのためには、日常からの勉強が大切。
  2. チームワークを意識する。
    一人ひとりが持つ能力には限界があり、集団で行動する必要がある。そのためには、相手を知り、相手の立場に立ち、相手を理解した上で、周りを巻き込みながら仕事を進める努力が重要。社内では「バリアフリー」という言葉を使っているが、組織や文化、意識の垣根を取り払ってほしい。
  3. グローバル展開に対応できる能力を身につける。
    「KOBELCO VISION“G”」では、海外売上高比率を50%まで高めることを目標にしている。語学力を磨くことは勿論、日本の文化や歴史を正しく語れ、他国の文化や歴史、慣習を理解することも大切。好奇心をもって、海外に向けて積極的にチャレンジしてもらいたい。
  4. 物事を冷静にとらえ、本質を見極める分析力を養う。
    物事をとらえるためには、マクロ的な「鳥の目」、ミクロ的な「虫の目」、流れの変化を見極める「魚の目」の3つの目でバランス良く見ることが大切。特に、変化のスピードが早い現在は「魚の目」が重要で、普段からの幅広い教養と知識の習得、論理的思考の鍛錬が不可欠である。

当社グループの企業理念は、「信頼」、「グループの和」、「たゆまぬ変革」などのキーワードから成り立っている。特に、社会からの「信頼」なしには企業活動は成り立たない。常識や良識を持ち、順法精神に富んだ地道な言動を積み重ね、着実に信頼の階段を登っていこう。