神戸製鋼HOME > プレスリリース > 2012年 > チタン「新リングミル工場」の竣工について

プレスリリース

*プレスリリースの内容は発表時のものです。販売が既に終了している商品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

チタン「新リングミル工場」の竣工について

2012年10月23日

株式会社神戸製鋼所

当社は、チタン事業強化策の設備投資を昨年より行ってきましたが、本日、弊社高砂製作所(兵庫県)にて「新リングミル工場」の竣工式が執り行われました。新リングミル工場は試験運転を経て、2012年11月より本格稼動を開始する予定です。


新リングミル工場は既存工場の約2倍の生産能力を誇り、高精度圧延が可能なリングミルを導入することにより、当社の最先端のニアネットリング圧延技術と組合せて大幅に素材投入重量を削減できるなど、コスト競争力を武器に航空機用リング製品の受注拡大を目指し、世界的に堅調な民間航空機需要に対応していきます。


航空機産業は、全世界で年額30兆円規模と推定され、さらに年率4~5%の成長が期待される成長分野です。現在、日本の航空機産業は1兆円を越える規模に留まっておりますが、今後、日本の産業全体の成長を考える上で航空機産業は強化すべき先端産業に位置づけられております。本日、竣工致しました新リングミル工場を最大限活用して、 国内航空機産業の発展に貢献していく所存です。


当社は、我が国におけるチタン製造・商業化のパイオニアとして1949年に国内で初めてチタン製造に関する研究に着手して以来、溶解から最終製品(展伸材)迄を手掛ける国内唯一のチタン総合一貫メーカーとしてチタン製品の供給を通じて、あらゆる産業分野の発展に寄与して参りました。


尚、既存のリングミル工場は、認定等の移管が完了した時点で休止する予定です。


試圧延の様子

試圧延の様子

竣工式の様子

竣工式の様子