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プレスリリース

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2013年度入社式について

2013年4月1日

株式会社神戸製鋼所

当社は本日、2013年度新入社員入社式を下記の通り実施しましたので、お知らせ致します。

入社式

日時
2013年4月1日(月)10:00
場所
神戸本社
式次第
開会の辞、社長祝辞、役員紹介、閉会の辞

新入社員実績

(単位:人)
  2011年度 2012年度 2013年度
総合職 事務系 41 47 42
技術系 78 111 96
小計 119 158 138
基幹職 178 240 217
合計 297 398 355

当社は、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G”」に沿い、グローバル展開を加速しています。新卒採用においても、2013年度は外国人6名(うち2名は海外大学出身者)を採用したほか、海外大学出身の日本人なども採用致しました。

2013年度入社式 社長祝辞 (要約)

本日141名の方々が入社式に出席している。今の新鮮で意欲に満ちた気持ちを忘れる事なく企業人として、また社会人として大きく成長されることを期待している。

本年度は新社屋で新社長が新入社員を迎えるという初物尽くしの入社式となった。この新本社ビルは3月6日に竣工したばかりである。神戸本社は1995年の阪神淡路大震災により全壊し、その後、新本社建設計画を一旦決定したが、98年に当時の厳しい経営環境を乗り切る為の施策の一環として、延期した経緯がある。今年ようやく悲願を果たす事が出来た。新本社ビル完成の意義は二つある。第一に、阪神淡路大震災で1,000億円規模の被害を被った当社が地域社会の中で復興を先導する取組みを継続した事。第二に、従来分散していた各事業部門やグループ会社が一つ屋根の下に集う事で、グループ総合力を発揮しやすい環境が整った事である。

次に、足下の神戸製鋼グループの経営状況について申し上げる。

2012年度は11年ぶりの経常赤字となる。急激な円高、欧州経済危機、中国の成長率の低迷、日中関係の緊張といった日本企業全般を取り巻く環境にも大きな変化があり、当社の業績に対してマイナスに働く外部影響が顕在化した。しかしながら、外部環境を憂いているだけでは何の解決にもならず、当社グループの持続的な成長のため、収益改善の取り組みが強く求められている。幸いにも足下の経営環境には超円高の是正、米国・中国経済の緩やかな回復など明るい兆しが見えており、各事業部門の経営環境も改善されつつある。昨秋より取り組んでいる「体質強化委員会」の活動に加えて、こうした好機を逃すことなく収益を積み上げる事で、最大の経営課題である13年度の黒字化は必ず達成できる。併せて当社グループが将来に向けて成長を果たす為、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G”」の第二期間(2013-15年度)においては、第一期間に構築した土台の上に将来を見据えた基礎固めを行っていく必要があり、その具体性の如何が当社の将来を決定する。今の事業の延長線上に成長はあるのか、成長の為には何を変える必要があるのか、どう変わらなければならないのかを熟慮の上断行し、その結果として従業員の幸せに繋がればこの上ない私の喜びとなる。

次に、皆さんに心掛けて欲しい事を申し上げる。

  • 会社は組織やグループで結果を出す所であり、仕事で行き詰った時には決して一人で悩まず、配属先の知識と経験が豊富な先輩にアドバイスをもらう事。私の好きな言葉の一つが「行動」であり、「行って相手を動かせ、行けば相手は動いてくれる」という考えが会社では大変重要である。
  • 世の中には4種類の人間がおり、①(変化、改革の為の)動きを起こす人、②動きに巻きこまれる(参加する)人、③動きを見守る人、④動きが起こったことすら知らない人、であるが、これからの世の中は不確実な事が起きる事を前提とする必要があり、皆さんには全員が①あるいは②になって欲しい。
  • 「家貧しくて孝子顕る(こうしあらわる)」という言葉がある。孝子とは親孝行な子を指し、逆境の時ほど底力を発揮する人が出てくる、という意味である。皆さんには配属された先々で、この課題は自分が何とかして解決してやるといった使命感・情熱を持って仕事に取り組み、いつの日かそれぞれの組織における孝子になって欲しい。
  • 入社同期とのネットワーク構築にも重点を置いて欲しい。特に困難な状況に陥った時、入社同期は、会社の中で最も身近で、意見を求め知恵を借りる事ができる貴重な存在になる。横の繋がりを深め、お互いが切磋琢磨し明日の神戸製鋼を築き上げて行って欲しい。

当社グループは多岐にわたる事業を営んでおり、ビジネスのフィールドは世界中に及んでいる。つまり、多種多様な職場・業務がある。無限の可能性を持つ皆さんの活躍を期待する。