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プレスリリース

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2014年度入社式について

2014年4月1日

株式会社神戸製鋼所

当社は本日、2014年度新入社員入社式を下記の通り実施しましたので、お知らせ致します。

入社式

日時:
4月1日(火)10:00~10:20
場所:
神戸本社
式次第:
開会の辞、社長祝辞、役員紹介、閉会の辞

新入社員入社実績

(単位:人)
  2012年度 2013年度 2014年度
総合職 事務系 47 42 37
技術系 111 96 69
小計 158 138 106
基幹職 240 217 202
合計 398 355 308

当社は、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G”」に沿い、グローバル展開を加速しています。新卒採用においても、2014年度は外国人3名(うち1名は海外大学出身者)を採用致しました。

2014年度入社式 社長祝辞(要約)

本日、当社に308名の方が入社されました。今の新鮮で意欲に満ち溢れた気持ちを忘れる事なく企業人として、また社会人として大きく成長する事を期待しています。

まず、足元の神戸製鋼グループの経営状況について申し上げます。
当社グループの2013年度の連結経常利益は700億円を見込み、最低限達成すべき目標として掲げた「黒字化」は勿論、当初計画を上回る利益を確保できる見通しです。円高の是正や消費増税前の駆け込み需要といった外部環境の改善に加え、従業員がコストダウン活動等の体質強化に向けた諸施策を着実に遂行し、収益改善に取り組んできた成果であると考えます。
しかしながら、2014年度は、国内では消費増税による需要減退、海外では新興国経済の停滞など当社グループを取り巻く環境はより厳しくなる事が予想されており、決して楽観視できる状況ではありません。2014年度は「勝ち残り」に向け真価を問われる重要な期間であり、前年度に続き相応の利益を上げてこそ「勝ち残っていく」事を確信できると考えています。「勝ち残り」と「更なる成長」のために、中期経営計画(2013-2015年度)の中で掲げた成長戦略を実行に移していく必要があります。将来の安定と成長には、従業員の奮闘が不可欠であり、今後を担う新入社員の皆さんの活躍も大いに期待しています。

次に、皆さんに心掛けて欲しい事を何点か申し上げます。

  1. 私の好きな言葉の一つに「行動」という言葉があります。その意味は「行って相手を動かせ、行けば相手は動いてくれる」と私は考えています。会社では、個人が力を発揮する事は当然のこと、組織やグループで結果を出す必要があります。仕事で行き詰まった時も決して一人だけでは悩まずに、配属先の知識と経験が豊富な先輩に相談して下さい。「解らない事があれば、すぐに聞きに行け、行けば必ずアドバイスをくれる」という事です。
  2. 「百聞は一見にしかず」という言葉があります。その続きに「百見は一考にしかず」(=いくら多くのものを見て知り得たとしても、それを踏まえてどうあるべきかを考えなければ、事は前に進まない)、更に「百考は一行にしかず」(いくら多くの事を考えても、それを実現するための行動を起こさなければ、事は前に進まない)という言葉が続くと言われています。もちろん、行動した時にいつも上手く行くとは限りませんが、もしそうなった場合、この結果は「失敗」ではなく「教訓」と考えます。皆さんは、何事も考え抜いた上で、自ら行動を起こす人になって下さい。
  3. 昨年の社長就任時に、当社グループの勝ち残りと成長の為には「何を変える必要があり」「どう変わらなければならないのか」とグループ全員に課題を提起しました。何事においても、上手くいっている時は「何もしなくても、これからもうまくいくだろう」と思いがちになります。このような考え方は、成長を妨げる罠になります。何事に対しても、自分の目で見て、頭で考え、意見を述べ、当社に変化をもたらせる様に行動を起こして下さい。
  4. 新入社員研修時には、与えられたテーマに沿って勉強する事も大切ですが、入社同期とのネットワーク構築にも重点を置いて下さい。特に困難な状況に陥った時、入社同期は最も身近で、意見を求め知恵を借りる事ができる貴重な存在です。同期の繋がりを横に広げ、深く掘り下げ、お互いに切磋琢磨し、明日の神戸製鋼を築き上げて行って下さい。

当社グループは、多岐に渡る事業を営んでおり、ビジネスのフィールドは世界中に及んでいます。つまり、多種多様な職場・業務があるという事です。無限の可能性を持つ皆さんのこれからの活躍を大いに期待しています。