医療法人社団神鋼会の社会医療法人化について

2014年4月25日

株式会社神戸製鋼所
医療法人社団神鋼会

株式会社神戸製鋼所（以下、神戸製鋼）と医療法人社団神鋼会（以下、神鋼会）は、2015年4月を目途に、神鋼会の社会医療法人化を目指していくことを決定しました。

神鋼会は、1998年に神戸製鋼から分離・独立して医療法人社団となり、現在、救急を中心とする急性期医療を行う医療機関として、地域に必要不可欠な中核的な病院の一つとなっています。

神鋼会が地域の皆様に対して将来にわたって更に良質な医療を安定・継続的に提供するためには、救急医療の分野における社会医療法人化を目指していくことが最善であると考え、この度の決定に至りました。

なお、社会医療法人化のためには「出資持分のない医療法人」へと法人形態を見直すことが必要なため、神戸製鋼は、神鋼会の社会医療法人化にあたり、地域貢献の観点も踏まえ、現在の出資金の全額を神鋼会に寄付することと致します。

神鋼会は、社会医療法人化の実現により、より質の高い医療サービスを今後とも提供していく所存です。

神鋼会の概要

社会医療法人とは、第5次医療法改正（2007年4月施行）により新たに定められた医療法人類型で、救急医療やへき地医療、周産期医療等、特に地域で必要な医療の提供を担う医療法人として位置づけられています。社会医療法人となるには、法令に定められた厳しい要件を満たし都道府県知事の認定を受ける必要があります。
社会医療法人は、非営利性の徹底、効率性の向上、透明性・公益性の確保が義務付けられている一方で、医業経営の安定化が求められていることから、一定の税制優遇や収益事業の許可等の措置が取られています。
国内医療法人4万超の内、2014年1月現在、全国で215法人（うち、兵庫県内は3法人）が社会医療法人に認定されています。