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東京ガス株式会社との電力の供給に関する契約締結について

2014年9月29日

株式会社神戸製鋼所

当社は、栃木県真岡市にガス火力発電所を建設し、発電した電力全量を東京ガス株式会社(以下、東京ガス)に供給することで基本合意に達しておりましたが、本日、電力の供給に関する契約を締結致しました。今後、2013年3月から進めております環境アセスメントの手続きが終了次第、発電所の建設に着手します。

建設地は当初計画通り、当社真岡製造所に隣接する真岡第5工業団地内です。60万kW級×2基の合計120万kW級のガスタービン・コンバインドサイクル方式(GTCC)の発電所を建設します。環境アセスメントの手続終了後、早ければ2016年半ばにも着工し、1号機は2019年後半、2号機は2020年前半の稼働を目指します。電力の供給期間は稼働開始から15年間です。

今回建設する発電所は、東京ガスが2015年度の完成を目指し建設中の「茨城~栃木幹線(茨城県日立市~栃木県真岡市)」から都市ガスの供給を受け、最新鋭のGTCCによる国内最高レベルの効率で発電を行います。我が国初の本格的な内陸型火力発電所であり、電源の分散立地によるエネルギーインフラの強靭化や地域経済の発展といった社会的要請にも貢献できるものと考えております。

当社は、製鉄事業を通じて、半世紀以上に亘り自家発電所運営のノウハウを蓄積してきました。現在、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)においては、高炉ガスを燃料に用いたGTCCを導入し、エネルギー効率の改善を進めております。一方、神戸製鉄所(兵庫県神戸市)においては、発電規模140万kWの石炭火力発電所を建設し、2002年から関西電力株式会社向けに電力卸売(IPP)事業を行うなど、神戸市での電力の安定供給にも貢献しています。

こうしたノウハウを活かし、昨年5月に策定した「2013~2015年度グループ中期経営計画」では、「電力供給事業の拡大」による安定収益基盤の確保を掲げており、本プロジェクトもその一つです。今後、環境アセスメントを着実に実施し、本プロジェクトを計画通りのスケジュールで進めるべく全力で取り組んで参ります。