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プレスリリース
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日立製作所英国車両向けアルミ押出材受注について
2014年11月27日
株式会社神戸製鋼所
当社は、(株)日立製作所(以下、日立)殿のグループ会社である日立レールヨーロッパ※1が受注した都市間高速鉄道計画(IEP:Intercity Express Programme)※2向け鉄道車両構体用のアルミ押出形材のほぼ全量を受注し、日立笠戸事業所殿向けに納入を開始しました。
IEP向け車両は合計で866両となり、日立殿が車両製造の一部を日本国内の笠戸事業所で行います。当社はその材料としてアルミ押出形材を納入するものです。
当社のアルミ押出形材は、山口県下関市の長府製造所で製造しており様々な形状の製造に対応可能です。鉄道車両向けの設備としては、国内最大級の大型押出プレスと全長25mサイズの製造が可能な長尺熱処理炉を有しており、形材の薄肉化及び25mの長尺製品を製作することで、これまでもJR新幹線の300系を皮切りに現行新幹線の殆どの新幹線車両に採用されております。
当社は、これからもアルミ押出材を様々な鉄道車両にご採用頂く事で、車両全体の軽量化に貢献すると共に、車両メーカー殿と共同で安全性や静粛性を確保出来る押出形材の開発・供給を進め、鉄道車両の効率化に貢献して参ります。
(株)神戸製鋼所長府製造所
- 所 在 地:
- 山口県下関市長府港町14-1
- 製造品目:
- アルミニウム/アルミニウム合金(形材・棒・管)、銅/銅合金(板条類)
(株)日立製作所笠戸事業所
- 所 在 地:
- 山口県下松市大字東豊井794番地
- 製造品目:
- 鉄道車両(新幹線、特急、通勤電車等)、空調・換気装置
※1 日立レールヨーロッパ
英国における鉄道システム事業会社
※2 英国都市間高速鉄道計画(IEP:Intercity Express Programme)
英国運輸省(DfT)が主導する英国都市間高速鉄道の車両置き換えのためのプロジェクトです。本プロジェクトは、27年半にわたるGWML、ECML向けの車両122編成に対する資金調達、設計、生産、納品から日々の修理、保守が含まれます。アジリティ・トレインズ社の主要サプライヤである日立レールヨーロッパ社が、車両の設計、製造、保守を行なう予定です。
(ご参考)
押出形材(長府製造所にて)
車両構体・形状イメージ
(株式会社日立製作所殿提供)
IEP車両
(株式会社日立製作所殿提供)