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KAAP社の10周年記念式典開催について

2015年5月20日

株式会社神戸製鋼所

米国で自動車サスペンション用アルミ鍛造部品を主力に製造・販売をしている合弁会社「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ(Kobe Aluminum Automotive Products, LLC、以下 KAAP)」社は、現地時間の5月19日に操業開始10周年の記念式典を行いました。この式典には、ケンタッキー州知事、ウォーレン郡やボーリンググリーン市の関係者及び株主である三井物産株式会社(以下、三井物産)・豊田通商株式会社(以下、豊田通商)の両社を含め日米両国から約150人が出席しました。

席上、当社代表取締役社長 川崎博也は、スティーブ・ベシア ケンタッキー州知事より「ケンタッキーカーネル(名誉大佐)」を拝命しました。株主を代表して挨拶した川崎社長は「KAAP社は今後もアルミサスペンション事業を通じて、米国での環境保全に貢献します。加えて、雇用も創出し、社会の一員として責任を果たしていきます。」と述べました。

KAAP社は、2003年に三井物産、豊田通商及び当社の合弁会社として設立され、2005年に操業を開始致しました。その後、アルミサスペンション需要の拡大にあわせての追加投資に加えて、2013年にはカーエアコン用コンプレッサーに使用するアルミ鋳造棒の生産を開始する等、事業規模を順調に拡大しております。

米国では、2025年に向けた燃費規制(CAFÉ規制※1)の強化に対応する為、車体軽量化ニーズが加速していることからアルミサスペンションの需要拡大が見込まれます。KAAP社はサスペンション用アルミ鍛造部品を中心に更なる受注拡大へ取り組んで参ります。

(ご参考)

KAAP社 概要

社名:
Kobe Aluminum Automotive Products, LLC
所在地:
米国ケンタッキー州ボーリンググリーン市
代表者:
桂 俊弘
資本金:
24,000千USドル
出資比率:
神戸製鋼:三井物産:豊田通商=60%:25%:15%
従業員数:
約400名(2015年3月末時点)
設立:
2003年7月
操業:
2005年5月
事業内容:
アルミ鍛造品及びアルミ鋳造棒の製造・販売
生産能力:
サスペンション用アルミ鍛造品 約42万本/月

※1 CAFÉ規制
「Corporate Average Fuel Economy:企業別平均燃費」の略。
米国において自動車製造企業ごとに算定する平均燃費が基準値を下回らない様に義務付けられる。
(2012年8月の規制強化により、自動車メーカーは2025年までに乗用車と小型トラックの平均燃費を54.5mpg(マイル/ガロン)に引き上げることを義務付けられた。)

式典の様子

式典の様子