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神鋼真岡発電所建設計画が内閣官房「国土強靭化 民間の取組事例集」に選定

2015年6月16日

株式会社神戸製鋼所

当社が進めている「神鋼真岡発電所建設計画」が、内閣官房がとりまとめた「国土強靭化 民間の取組事例集」において、先導的との評価を得て事例の一つに選定されました。本発電所は、従来型の大規模発電所が立地している東京湾岸や太平洋岸と比較して、地震の発生確率が低く、津波被害に遭遇する危険のない内陸部に立地する日本初の本格的な火力発電所です。

本計画では、栃木県真岡市に120万kW級のガス火力発電所を建設する予定であり、2019年後半からの稼動を目指し、環境アセスメントを実施中です。最新鋭のガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)による国内最高レベルの発電効率(約60%)を得ることや、ガス幹線・送電網・工業団地用地など、既存または計画済みの社会インフラを最大限に活用する点も特徴です。

栃木県は「とちぎエネルギー戦略」(2014年3月策定)において、電力自給率の向上を掲げ、基準年(2005年度)の15%から70%(2030年度)まで高める目標を設定しており、本発電所の稼働が大きく寄与する予定です。また、栃木県など関東北部への安定的な電力供給に留まらず、電源の立地分散により、臨海部への依存度が高い首都圏全体にとっても貴重なバックアップ電源となることが期待されています。

当社は2013年に策定した「2013~2015年度グループ中期経営計画」において、「電力供給事業の拡大」を掲げており、本計画もその一環です。今後、環境アセスメントを着実に実施し、予定通りのスケジュールで建設を進めるべく全力で取り組み、国土強靭化の一端を担うとともに、社会の発展に貢献して参ります。

神鋼真岡発電所の概要

発電方式:
ガス火力・ガスタービンコンバインドサイクル発電
発電端出力:
120万kW級(60万kW級×2基)
燃料:
都市ガス
建設地:
栃木県真岡市鬼怒ヶ丘1丁目(真岡第5工業団地内)
運転開始予定:
1号機 2019年後半、2号機 2020年前半

国土強靭化 民間の取組事例集

民間企業の国土強靭化に資する主体的な取組の促進に向けた施策展開のため、大規模自然災害に対する民間企業自身の災害対応力や地域の防災力の向上等に役に立つ取組など、国土強靭化に資する事例を内閣官房が選定したものです。詳細は下記関連ページをご参照下さい。