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  • 圧倒的なスケールの製鉄所で高い付加価値を備えた鋼材が生まれる。
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"高付加価値鋼材生産拠点"で働く

加古川製鉄所を初めて訪れる人は、そのスケールにまず圧倒されることでしょう。570万平方メートルの敷地には、高炉・転炉をはじめ、厚板、熱延、冷延、線材などの設備が配置され、ここで製品が一貫生産されています。近年は、長大橋用の高強度線材、自動車のエンジンに使用される弁ばね、自動車の車体に使用される高張力鋼板など、高い付加価値を備えた鋼材の生産を強化。神戸製鋼ならではの技術力と品質を備えた、多種多様な製品を送り出しています。

一方で、「緑の製鉄所」づくりを大きなテーマとして、クスノキやユーカリなどの樹木を豊富に植樹。緑が多く、環境に配慮した事業所づくりに努めています。

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【動画】加古川製鉄所のご紹介

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【動画】加古川製鉄所~神鋼唯一の高炉を保有~

鉄の熱いドラマを生み出す加古川製鉄所の主な職場

製銑部

高炉
高炉

事前処理した鉄鉱石と原料炭を高炉に投入。1200度の熱風を吹き込むことで、鉱石を還元溶解して銑鉄をつくります。世界トップレベルの技術を誇る微粉炭吹き込み技術により、省エネルギー化、生産の安定化を図り、優れた性質を持つ鉄の生産を実現しています。


原料ヤード

原料ヤード

コークス炉

コークス炉

製銑部の様子1

製銑部の様子2

先輩からの一言
製銑部 製銑室 2012年入社
『徹底した安全意識と仲間が自慢。』
高炉で精製された溶銑・スラグ(製錬する際に生まれる副産物)を排出する出銑作業が主な仕事です。また、高炉本体や溶銑を流す樋の点検も行っています。鉄を溶かしている高炉での作業なので、夏場は体力的にきついこともありますが、どんな環境でも正確な点検と安全意識は徹底しています。今までで一番印象深かったことは、2016年に行った高炉改修です。改修期間を短くするには、事前準備の残銑除去をいかに効率良く進めるかにかかっています。班の仲間全員で一般的な基準よりかなり低いレベルまで残銑を除去し、改修期間が90日と世界最速を記録。この成果が認められ、社長賞を受賞しました。先輩方とは、ときに意見がぶつかることもあります。臆せず互いの想いをぶつければ最後には必ず分かり合え、困難な仕事でも一丸となって挑めます。そんなカラッと明るい人たちが、この職場の自慢です。(2020年取材)

製鋼部

転炉
転炉

高炉で生産された溶銑は、転炉で精錬して不純物を取り除きます。上部から純酸素を、底からアルゴンなどの不活性ガスを吹き付け、短時間で炭素量と温度を調整。さらに合金元素を添加して、強靭な鉄を生産します。


転炉

転炉

製鋼部の様子1

製鋼部の様子2

製鋼部の様子3

先輩からの一言
製鋼部 製鋼室 2017年入社
『温かい気遣いが行き交う職場です。』
溶けた鉄を鋼にするまでの工程管理を担当しています。例えば「〇〇を〇〇まで移動させてください」とクレーンや所内を走る機関車の担当者へ伝えるなど、管制センターから工場全体の動きをチェックし指令を出しています。自分よりはるかに年上の先輩へ指示をしなくてはいけないので、最初は勇気が要りました。現場の担当者から「こうしたい」と要望がくることもありますが、管制センターはあくまでも工場全体を把握した上で判断をしなくてはいけません。うまくいかず悔し涙を流したこともありましたが、そんなときは上司がフォローしてくれました。上司は、普通だったら気づかないようなところも、ちゃんと見てくれています。例えば、昼食を抜いていたら「ちゃんと食べや」と声をかけてくれたり。そんなアットホームな職場が好きです。(2020年取材)

厚板部

厚板工場
厚板工場

造船、橋梁、産業機械、プラント類に使われる厚板を製造するラインです。連鋳工場で生産されたスラブを4重広幅圧延機で圧延。コンピュータで制御された粗圧延機と仕上圧延機の2基が稼働し、最大月産14万トンの高品質厚板が誕生します。


四重広幅厚板圧延機

四重広幅厚板圧延機

加速冷却・直接焼入装置

加速冷却直接焼入装置

熱処理レベラ

熱処理レベラ

厚板部の様子

線材部

線材
線材

分塊工場から送られてきたビレット(半製品)を加熱して圧延機にかけ、直径5.5~16.0ミリメートルの線材を作ります。その加工スピードは、なんと最高85メートル/秒(=300キロメートル/時)。スピーディーで精度の高い加工技術により、自動車用懸架ばね、スチールタイヤコード、ピアノ線材など、高付加価値の線材を生産しています。


線材

線材

第8線材工場

第8線材工場

線材部の様子1

線材部の様子2

薄板部

薄板
薄板

熱延工場および冷延工場では、自動車やパイプ素材、家電品などに使用される高強度でしなやかな薄板を生産。高張力鋼板(ハイテン)も、ここから生まれます。また、航空宇宙関連や原子力発電所、化学工業などの分野で需要の高いチタンコイルの生産ラインが整っています。


電気亜鉛めっきライン

電気亜鉛めっきライン

溶融亜鉛めっき設備

溶融亜鉛めっき設備

熱延コイル

熱延コイル

連続焼鈍設備

連続焼鈍設備

薄板部の様子2

薄板部の様子3

薄板部の様子3

薄板部の様子4

薄板部の様子5

先輩からの一言
薄板部 熱延室 2011年入社
『人があったかい職場です。』
入社したきっかけは、高校時代の先輩が加古川製鉄所で働いていたことです。先輩から話を聞いているうちに、工場勤務の「重労働」「きつい」というイメージが、「安定して働ける職場環境」や「人のやさしさ」へと変化していき、入社を考えるようになりました。
今は、熱延係の操炉組に所属し、スラブを炉で加熱する工程を担当しています。入社当時は専門用語が分からず、電話の応対にすらとても苦労しました。「一人前になるまで10年はかかる」といわれるほどで、5年目の今も一つ一つ教えてもらいながら仕事をこなしています。
この職場で私が好きなのは、アットホームなところ。年の離れた先輩が多いのですが、みんなとても気さくに話しかけてくれて、何でも相談できる環境です。女性社員も少ないなりに団結しているので、女性の方にもどんどん入社してほしいですね。(2016年取材)

エネルギー部

微粉炭焚高効率自家発電設備
微粉炭焚高効率自家発電設備

製鉄所内で使用する電力や燃料などを効果的に運用するため、自家発電設備を設置。さらに、廃熱回収や製造効率の向上などを進め、省エネルギー活動や環境配慮に取り組んでいます。


エネルギー部の様子

自家発電設備

エネルギー部の様子

設備部

設備部

製鉄所全域の設備機械が、その性能を十分に発揮できるよう、つねに万全のコンディションを維持。機械設備に関するプロフェッショナル集団として、設備の点検・診断はもちろん、積極的な改善活動に取り組み、高性能・高品質の製品づくりを強力にバックアップしています。


設備部の様子

制御部

自家発電設備

発変電設備・電動機ドライブ装置、さらにはコンピュータシステム等で高度に制御された電気計装設備の機能を維持しつつ、なお一層の性能向上を図っています。常にチャレンジ精神を持って最新技術を応用し、あらゆる分野での製品やサービスの創出に寄与しています。


制御部の様子1

先輩からの一言
制御部 制御保全室 2009年入社
『常に勉強することが不可欠。』
熱延工場の電気設備の保全を担当しています。故障を未然に防ぐ点検業務や突発故障への対応が主な仕事となります。これらの保全業務には幅広い知識が必要不可欠で、常に臨機応変な対応が要求されます。入社して8年目になりますが、まだまだ勉強の日々。周りの先輩たちは知識が豊富で決断も早く、プロフェッショナルな人たちばかり。早く自分もそういう技術者になりたいと思います。
日々の点検業務で心がけていることは、ただ“見る”のではなく“五感を働かせて見る”こと。一度、故障を未然に防げなかった経験から、これだけは徹底するようになりました。同時に、故障やトラブルを自分なりに考えて解決できたときはとてもうれしく、やりがいを感じます。加古川製鉄所に入社を考える皆さん、若手社員が多く活気のある職場で、一緒にモノづくりに取り組みませんか。(2016年取材)

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