鉄鋼スラグ製品の商品化の歩み

ケイメント設備(堅型ローラミル)

ケイメント設備(堅型ローラミル)

ケイメント設備
(堅型ローラミル)

防草効果を発揮する太陽光発電の鉄鋼スラグ施工事例

(防草効果を発揮する太陽光発電の
鉄鋼スラグ施工事例)

神戸製鋼所の拡大時期であった1970年代は、自家造成や埋立てが主でしたが、その後、路盤材・セメント用材料・土木用材料を中心に建設資材としての利用を拡大してきました。

高炉スラグでは、水砕スラグの生産量を増加させながら、用途先を拡大してきました。水砕スラグの粒子形状や粒径のバラツキを良好な粒度に破砕・整粒したシンコーサンド(コンクリート用高炉スラグ細骨材)を商品化し、コンクリートに用いる砂(細骨材)に使用されています。また、水砕スラグを乾燥・微粉砕し、石膏を添加したケイメント(高炉スラグ微粉末)は高炉セメントの原料やコンクリート等の混和材として、その特長(長期強度:大、水和熱:小、CO2削減 等)を活かして使用されています。

転炉系スラグでは、これを固化し破砕することにより人工石材(スラグ石材)を製造し、藻場漁礁や潜堤等に適用されつつあります。海中に設置されたスラグ石材では海藻の繁茂が確認されており、海域環境の修復資材として期待されています。

最近では、再生可能エネルギーの拡大に合せて、太陽光発電設備が設置されていますが、地上設置の場合、雑草により発電効率が低下したり、部分発熱にともなうトラブルに結び付く可能性があります。鉄鋼スラグには締め固め性があり雑草の成長を抑制するため、太陽光発電での防草資材としての用途も拡大しています。

鉄鋼スラグ製品はこれまでのインフラ・土木資材としての機能に加え、CO2削減・海域環境修復・天然資源削減等、環境にやさしい材料として評価されています。

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