再生粒度調整砕石 (RM-30)

再生粒度調整砕石は、鉄鋼スラグ、アッシュストーン、および製鉄所内で発生する建設副産物から造られた再生骨材を混合して製造された材料です。

再生粒度調整砕石の製造工程

再生粒度調整砕石の製造工程

  • *アッシュストーン 自家用発電所の石炭灰を造粒固化させたもので、2003年4月に兵庫県において公認化(県通達)され、兵庫県土木請負工事必携の「水硬性粒度調整鉄鋼スラグを用いた路盤の設計施工マニュアル」にも記載されています。

再生粒度調整砕石の性状

品質

品質試験結果(※規格は「舗装再生便覧」による)

試験項目 実績 ※規格 試験方法
単位容積質量(kg/L) 1.7~2.0 - JIS A 1104
最大乾燥密度(g/cm3) 2.1~2.4 - JIS A 1210
最適含水比 (%) 8~11 -
修正CBR (%) 100以上 90以上 舗装調査・試験法便覧
塑性指数PI NP 4以下 JIS A 1205
すりへり減量 (%) 25~35 50以下 JIS A 1211
安定性損失率 (%) 10以下 20以下 舗装調査・試験法便覧
自然含水比(%) 6~10 - JIS A 1203
呈色判定 呈色なし 呈色なし※1 JIS A 5015
水浸膨張比 (%) 0.5以下 1.0%以下※1 JIS A 5015
  • ※1 道路用鉄鋼スラグJIS A 5015の品質規格を参考にしています

粒度

粒度

環境安全品質

鉄鋼スラグは1380℃~1700℃の高温溶融状態を経るため、ダイオキシン等の有機塩素化合物や、水銀、カドミウム等の沸点の低い重金属類はほとんど含まれません。

項目 溶出量(mg/L) 含有量(mg/kg)
検査結果例 基準値 検査結果例 基準値
カドミウム <0.001 0.003 以下 <5 45 以下
<0.005 0.01 以下 ≦12 150 以下
六価クロム <0.01 0.05 以下 <5 250 以下
ひ素 <0.002 0.01 以下 <5 150 以下
総水銀 <0.0005 0.0005 以下 <0.1 15 以下
セレン ≦0.003 0.01 以下 <5 150 以下
ふっ素 <0.2 0.8 以下 200~310 4000 以下
ほう素 ≦0.2 1 以下 60~95 4000 以下
  • ※溶出量と含有量の基準値は、それぞれ土壌環境基準、土壌汚染対策法の土壌含有量基準と同じ値です。

留意事項

  • 本製品はセメントコンクリート破砕ガラや鉄鋼スラグを含んでおり、浸透水がアルカリ性(pH=12程度)を呈しますので、表層をアスファルトコンクリートやセメントコンクリートで舗装する路盤材としてご使用ください。それ以外の用途でご使用される場合は、下記までお問い合わせください。
  • 使用場所に隣接して特に水質が重要視される飲料用井戸や養魚場等があり、当製品の浸透水が直接流入する場合には、ご使用をお避けください。

お問い合わせ先

株式会社神戸製鋼所 鉄鋼アルミ事業部門 
資源化推進部 技術サービスグループ
TEL:078-261-5658

Webからのお問い合わせ

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