淡路市岩屋におけるスラグ石材を用いた海域実証試験

当社は、神戸製鋼所と共同で淡路市岩屋田之代海岸沖の既設潜堤陸側に、鉄鋼スラグ製品であるスラグ石材約1,000tを用いた試験潜堤を2014年5月に設置しました。2017年までの約3年間の計画で付着生物量・蝿集魚類数及び水質調査を進めており、施工後の追跡調査では、ホンダワラ科幼体が繁茂し、ホンベラやスズメダイ等の魚の回遊も観察され順調な経過となっています。

鉄鋼スラグ製品は主にセメント用原料や道路用路盤材等に有効利用されていますが、近年、海藻が繁茂するなど海域環境の修復に効果があることが確認されています。当社は神戸製鋼グループの一員として、社会への貢献という観点から今後も海域環境改善に向けた取り組みを継続するとともに、港湾工事や水産資源増殖を目的とした事業で鉄鋼スラグの利用拡大を進めて参ります。

淡路島岩屋田之代海岸沖に投入されるスラグ石材(2014年5月)

淡路島岩屋田之代海岸沖に投入されるスラグ石材

淡路島岩屋田之代海岸沖に投入されるスラグ石材

スラグ石材に繁茂するワカメ、フシツナギ(マクサの仲間)
(2017年4月)

スラグ石材に繁茂するワカメ、フシツナギ(マクサの仲間)

スラグ石材に繁茂するワカメ、フシツナギ(マクサの仲間)

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