当社加古川製鉄所 厚板工場 仕上圧延機のリフレッシュ工事完工について

2024年1月15日

株式会社神戸製鋼所

当社が加古川製鉄所 厚板工場において進めていた仕上圧延機のリフレッシュ工事が完工し、今月より営業運転を再開しました。

仕上圧延機は加熱炉で熱したスラブを粗圧延機で幅出し圧延した後、製品の板厚まで圧延する設備です。今回のリフレッシュ工事では、仕上圧延機の本体・主機モーターの更新に加えて、圧延機の剛性向上などの機能を拡充させました。これにより、品質・納期などの基本パフォーマンスを強化するとともに、高機能商品等の高度な製造技術の実現が可能となります。

当社は、1968年の厚板工場の稼働以来、安全・安心なまちづくり・ものづくりに貢献してきました。当社独自製品として、高い耐久性を誇る橋梁向け厚鋼板である『エコビュープラス🄬』や疲労亀裂発生寿命を改善した耐疲労鋼『EX-Facter🄬』などをラインアップしています。また、当社溶接事業部門や技術開発本部と連携し、お客様に対して独自のソリューション提案を実施するなど、特長ある事業を展開しています。

今回のリフレッシュ工事により、当社の厚鋼板の性能、競争力は業界トップレベルとなります。今後も高機能の厚鋼板を供給し、お客様の様々なニーズやカーボンニュートラル・国土強靭化などの社会ニーズに応えていくことで、KOBELCOが実現したい未来である「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指してまいります。

  • ※剛性向上:上下4段のロールを配置した圧延機に素材を通して圧延成形する際に、圧延機の上下・左右・斜め方向に作用する変形度合いのこと。その変形が少なくて頑強であるほど寸法ばらつきが少ない厚鋼板の製造が可能となるため、このたびのリフレッシュ工事では高剛性化を図っている。

工事完工後の仕上圧延機

工事完工後の仕上圧延機

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(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

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