品質

KOBELCOグループは、品質事案の再発防止策の推進を第一優先に、品質マネジメントの強化及び品質管理プロセスに関わる取組みを進めています。

「KOBELCOの6つの誓い」で示す「品質憲章」の全社員への浸透を図り、KOBELCO TQM(総合的品質管理)の活動を推進して、お客様・お取引様の視点で、「お客様をはじめとするステークホルダーの皆様に信頼され喜ばれる品質」を目指していきます。

品質憲章

KOBELCOグループは、製品、サービスにおいて「信頼される品質」を提供するために法令、公的規格ならびにお客様と取り決めた仕様を遵守し、品質向上に向けてたゆまぬ努力を続けてまいります。

全社品質取組方針

【取組事項】

1.「信頼される品質」を提供できる基盤の確立と体制の定着化

2.「喜ばれる品質」を提供するための事業マネジメントの強化(KOBELCO TQM活動)

体制

  • ※ TQMはTotal Quality Managementで、「総合的品質管理」と言われている経営管理手法の一つ。KOBELCO TQMは、再発防止策の次のステップとして、各事業のマネジメントを強化し、お客様や社会に役立つために課題を設定し、全員参加でこれを達成していく活動です

中期品質目標(KGI)
品質ガイドライン適合認定拠点率 70%(2023年度末)

品質マネジメント委員会

取締役会の諮問機会として、社外有識者3名と社内役員2名で構成される「品質マネジメント委員会」を2019年度4月に設置し、2021年度も4回開催しました。当委員会では、再発防止策の継続的なモニタリングを行うとともに、当社グループにおける品質マネジメント強化活動のモニタリングと提言を実施しました。

全社品質マネジメントレビュー会議

経営トップ・事業部門長・品質保証統括責任者を対象とした「全社品質マネジメントレビュー会議」を2021年11月に開催しました。

2019年度より開始した本会議は、グループ全体の品質を協議する場として設定し、今回で3回目を迎えました。会議では、グループ全体の品質に関する当年度の状況、取組をレビューするとともに、翌年度の品質取組み方針について協議、合意形成しました。

KOBELCO TQMを軸とした品質マネジメントの維持向上

社長をリーダーとした信頼向上プロジェクトの下、KOBELCO TQM推進会議を設置しました。本社及び事業部門の担当者から構成される「企画・推進」「人材育成・教育」「業務品質改善」「品質保証強化」「ものづくり支援」の5つのTF(TaskForce)からなり、全社施策の推進を行っています。本会議は毎月行われ、品質に係る役員が指示・確認することで、品質マネジメントの維持向上を図っています。

品質監査、及び品質ガイドラインへの適合推進

2021年度は、品質統括部による品質監査(リモート含む)を46拠点に対して実施しました。2021年度からは、「品質ガイドライン」への適合認定制度の運用を開始し、認定要件を満たす23拠点に対して現地監査を実施した結果、8拠点について適合認定いたしました(認定率35%)。また、各拠点が「品質ガイドライン」への適合状態を自己診断することで、各拠点が自律的に品質保証レベルを向上させる活動も開始しました。

品質・ものづくりキャラバン隊

2021年度は70拠点を訪問(リモート含む)し、178件の困り事を吸い上げました。また、2020年度に吸い上げ、未提案だった困り事66件への対応を完了しました。累積での困り事に対しては、86%に対応済みとなっています。

機会の排除/工程能力の把握と活用

2021年度以降も継続した自動化の推進を進めており、2021年度末には年初の計画を概ね完工しました。今後も、試験・検査の健全性向上のため、DX、IT技術等を活用した自動化を推進して参ります。

また、ITツールを活用した工程能力の把握と向上も進めており、品質異常の低減にもつながっています。

品質保証人材の育成・社内教育

KOBELCO TQM活動の推進・浸透のため、当社の全社員に対して、TQM基礎検定(QC4級レベル相当)を実施いたしました。また、当社の現室長・Gr長に対して、TQMマネジメント研修を実施いたしました。その他、信頼性工学(FMEA等)講座等の専門講座を開設し、設計・管理業務の担当者を中心として管理技術の向上を図っています。

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