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鉄鋼スラグ製品に関する一部報道について

2012年9月3日

株式会社神戸製鋼所
神鋼スラグ製品株式会社

先般一部新聞にて報道されました鉄鋼スラグ製品に関し、当社グループの販売・出荷した鉄鋼スラグ製品との関連性について、詳細を以下にてご連絡致します。

当該地に販売代理店経由納入した当社グループの鉄鋼スラグ製品は、約1780トン(約700立方メートル)で、有害物質と表現されているヒ素やフッ素は、当社グループが出荷した鉄鋼スラグ製品における品質検査で、環境庁告示第46号に基づく土壌環境基準値以下の溶出量であること、かつ土壌汚染対策法の含有量基準値以下であることを確認し、出荷していることを把握しています。従って、当社グループから出荷された約700立方メートルの鉄鋼スラグ製品は、このたびの報道にある土壌汚染対策法の定める基準の2倍のヒ素・フッ素の検出原因には当たらないと判断しています。

尚、当社グループによる現地調査において、適切な覆土施工がなされていることを確認しています。

1.納入数量
約1780トン(約700立方メートル)
 
2009年6~12月の期間で出荷。
2.品質検査
 

①溶出量(環境庁告示第46号 土壌環境基準値)

  基準値 実績値(最大値)
ヒ素 0.01mg/l以下 定量下限値(0.002mg/l)未満
フッ素 0.8mg/l以下 0.3mg/l

②含有量(土壌汚染対策法 基準値)

  基準値 実績値(最大値)
ヒ素 150mg/kg以下 定量下限値(5mg/kg)未満
フッ素 4000mg/kg以下 399mg/kg

当社グループではかかるような誤解が生じないよう、今後とも資源循環型社会の形成に寄与するべく、鉄鋼スラグ製品の品質管理・利用に努めてまいります。


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