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    平成10年3月期 決算見通し及び連結決算見通しについて


各  位                                        平成10年3月6日
                                          株式会社神戸製鋼所
                                      (コード番号)5406

  当社の第145期(平成10年3月期)決算につきまして、今般その見通しを得ましたのでお知
  らせいたします。
             
    当期のわが国経済は、円安の進展から輸出が総じて好調に推移したものの、個人消費の落ち込
  みや公共投資の減少から国内需要が低迷し、加えてアジア経済の混乱や金融システム不安を受け
  て、景気は一段と停滞色を強めております。

    このような状況の下、当社は昨年4月に策定いたしました新中期経営計画「KOBELCO-21」に全社
  をあげて取り組むとともに、収益の確保に最大限の努力を払ってまいりました。

    当期の売上高は、鉄鋼・溶接部門およびアルミ・銅部門はほぼ前回見通し並みを予想しております
  が、機械・電子情報部門が建設機械を中心に大きく落ち込むことから減収となり、全体では前回見
  通しを200億円程度下回る1兆1,200億円程度となる見込みであります。

    経常利益につきましては、鉄鋼・溶接部門での数量減、並びに機械・電子情報部門の売上減により、
  前回見通しの270億円を20億円程度下回る250億円程度となる見込みであります。
    また特別損益として、退職年金の過去勤務費用等に加えて、株価の下落にともなう上場有価証券
  の評価損を計上する予定であります。
    この結果、税引後当期利益は前回見通しを30億円下回る80億円程度となる見込みであり、現時点
  では130億円程度の未処分利益を確保する見通しであります。

    なお、当期の配当方針につきましては、諸般の状況を勘案のうえ、改めて決定させて頂きたく存
  じます。
    事情ご賢察のうえ、何とぞご理解を賜りますようお願い申しあげます。

    一方、連結決算につきましては、国内外での建設機械の不振による機械関連事業の悪化に加えて、
  半導体市況の低迷を受けて電子・情報関連事業が大きく落ち込むことから、売上高は1兆5,000億円
  程度、経常利益は100億円程度と前回見通しに対して減収・減益となり、当期損益は▲40億円程度に
  なる見込みであります。

                             (億円)
売 上 高 経 常 利 益 当 期 利 益 配 当
今回見通し 11,200 250 80
前回見通し 11,400 270 110
前 期 実 績 11,419 266 216 0 円

[連結決算]                        (億円)
売 上 高 経 常 利 益 当 期 利 益
今回見通し 15,000 100 ▲ 40
前回見通し 15,500 230 80
前 期 実 績 15,334 209 175
                                                以   上

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