2017年10月31日
株式会社神戸製鋼所
当社は2017年10月31日をもって、神戸製鉄所の上工程設備(高炉~連続鋳造、一部の分塊圧延設備)を休止し、加古川製鉄所への集約を完了致しました。これにより、年間約150億円のコスト削減を見込んでいます。
上工程集約投資は、国内における内需の減少や、海外での製鉄所増設等による供給増により、鋼材事業を取り巻く環境が厳しくなる中、鋼材事業が勝ち残っていくために必要な施策として2013年度に意思決定を致しました。
この投資は、神戸製鉄所の上工程設備を休止させ、加古川製鉄所の能力を増強(溶鋼処理設備・連続鋳造設備の新設、分塊圧延能力の増強)した上で、両製鉄所の上工程を集約し、加古川製鉄所の稼働率を向上させることで、大幅なコスト削減を実現するものです。
既に加古川製鉄所では、新設した連続鋳造設備と溶鋼処理設備が順調に稼働し、また神戸製鉄所から生産移管される製品の品質確認及びアプルーバル取得も順調に進んでいることから、予定通り、このたび神戸製鉄所の上工程を休止し、集約を完遂することとなりました。
尚、上工程を休止した神戸製鉄所は、加古川製鉄所から半製品の供給を受け、特殊鋼線材・棒鋼の生産に、これまで以上に注力して参ります。
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