KOBEMAG®建築基準法に適合する大臣認定取得について

2020年3月17日

株式会社神戸製鋼所

当社は、この度、高耐食性めっき鋼板「KOBEMAG®(アルミニウム-マグネシウム合金めっき鋼板)」について建築基準法(第37条第二号)に適合するものとして国土交通大臣の認定を取得しましたので、お知らせいたします。
当社は2017年度にKOBEMAG®のブランドで高耐食めっき鋼板市場に参入して以降、太陽光発電架台、土木建築部材を中心に電機関連へも受注を拡大させて参りました。
2019年4月にKOBEMAG®は「日鉄日新製鋼(以下、日鉄日新)様へのOEM(製造委託)」から「日鉄日新様へのめっき委託」に移行しました。建築構造部材への用途拡大を目指し、建築基準法で規定された素材についての国土交通大臣の認定取得を目指し、活動を行って参りました。
この度の大臣認定取得により、KOBEMAG®は住宅メーカー様・建築部材メーカー様などに、建築構造部材用途はもとより幅広い用途に採用頂ける素材となりました。
当社は早期の自社一貫生産を目指し、大臣認定取得を機に更なる受注拡大を図ります。

参考)認定番号

  • MSTL-0535(400MPa冷延原板)、MSTL-0536(400MPa熱延原板)、
  • MSTL-0537(490MPa冷延原板)、MSTL-0538(490MPa熱延原板)、

KOBEMAG®とは

  • 「KOBE Magnesium Aluminum Galvanized Steel」の略で、高い耐食性能を有した合金めっき鋼板です。優れた耐食性、耐疵付き性、加工性を有し、構造用から建築、電機、自動車分野など広く適用頂ける鋼板です。
  • 溶融亜鉛-6%アルミニウム-3%マグネシウム合金めっき鋼板となり、従来めっき鋼板の10~20倍の耐食性能を有します。
  • JIS G 3323(溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム 合金めっき鋼板及び鋼帯)は取得済みです。
  • これまで大臣認定が必要な部材はOEM材として日鉄日新様の認定番号を使用しておりましたが、今回、めっき委託材(原板となる熱延鋼板は神戸製鋼材)として大臣認定取得を新たに取得いたしました。今後、大臣認定が必要な部材はOEM材からめっき委託材への切り替えを進めて参ります。

参考図:構造用部材適用部位

参考図:構造用部材適用部位

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(注記)プレスリリースの内容は発表時のものです。販売がすでに終了している商品や、組織の変更など、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。

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