KOBELCO森の童話大賞に関する、大きなこと小さなこと、色んな事を発信していきます。
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。
さて、前回で第6回KOBELCO森の童話大賞の表彰式の模様をお伝えしましたが、
今日は、その表彰式の中で行われた、ミニセミナーをご紹介しますね。
森の専門家でいらっしゃる服部保さんのミニセミナー。
タイトルは「背景の森」といいます。
ん?何の背景?って思いますよね。
実は絵本の背景なんです。
KOBELCO森の童話は「森」をテーマにしたおはなしを募集しています。
皆さんから送られてくる作品には、舞台であったり、素材であったりと、
表現は様々ですが「森」が書かれています。
金賞作品は絵本化されるわけですが、
その際には、森の専門家である服部保さんと、
絵本作家のおぐらひろかずさん、たなかしんさんと相談をして、
そのはなしや登場する植物や動物に合った、舞台背景が決められます。
おはなしはフィクションですが、絵で描かれる森は、実際の森の植生を正しく描いてくださっています。
その舞台背景の森について、服部さんはここで様々な解説をしてくださいました。
こんな地方のあんな森、
あんな地方のこんな森の、こんな木!!
といった形ですね。
と今回はその例年の解説にプラスして、
「五感を使って森を知る」
というテーマが新たに設けられました。
セミナーは室内なんですが、
森を体感してみよう!という事で、会場内に配られてのは、
ニッケイ・タデ・ゲッケイジュ・フジの実。
みなさん、服部さんの解説を聞きながら、
匂いを嗅いでみたり、触り心地を確かめたり・・・
もちろん、受賞者だけではなく、
審査員の永田萠さん、おぐらひろかずさん、たなかしんさんも、興味津々です。
そして、最後は、タデ。
蓼食う虫も好き好きの、タデですね。
実際食べてみると・・・「!辛い?!」
少しピリッとくる辛さですね。
ほら?わかります?
皆さんお茶を飲んでらっしゃいます。
こんな辛いのをわざわざ好んで食べる虫もいるんだね、という事を皆さん身を持って体験されました。
「森」は私たちの生活から、少し遠い所にあるようで、
実は色んなチャンスで、身近に感じることができるという事を、このセミナーで学びました。
ここに参加された受賞者だけではなく、
全ての人に「森」への入り口をご紹介したいと今回Blogに書きました。
1人でも多くの方が、「森」について、学び、考えてくれたらいいなと、
事務局は考えています。
そして…その上で、自由な発想でおはなしも・・・なーんて。
今、第7回の準備中です。
また改めてお知らせしますが、
ぜひとも、今の機会に、「森」についての学びを深くして頂けたらと、思っています!
あなたも、「森」を五感で体感して、おはなしを書いてくださいね!!!