純チタンとチタン合金の長所をベストバランスさせた純チタン KS100、低合金チタンKS120SI

従来の純チタンでは強度、硬さが不足する一方、チタン合金では加工性やコストに難点があり、チタンを採用できなかった製品に最適です。生体適合性、加工性(熱間加工性、冷間加工性、切削性)、強度・硬さ、コストをすべて考慮した合金設計になっています。

特徴

  • 同等強度を有するチタン合金(Ti-3Al-2.5V等)に比べ、以下の長所を有しています。
  • 熱間加工性、鏡面研磨性に優れる
  • 耐疵付き性に優れ、美麗な表面仕上げ(鏡面、ヘアライン等)を保持
  • 高価な添加元素を使用していない
  • Ni,V等を含まず、生体適合性および金属アレルギーにも配慮した合金設計

特性

材質・特性 常温引張性質 曲げ性 硬さ
引張強さ
(MPA)
耐力
(MPa)
伸び
(%)
(180°)
t≦5.0
ビッカース硬さ
(Hv)
KS100 ≧650 ≧550 ≧15 ≧3t 230~280
KS120SI ≧750 ≧650 ≧10 ≧3t 270~320

加工性と強度

製品形状

  コイル シート 厚板 線・棒 鍛造品 溶接管
KS100
KS120SI

用途

  • 医療機器
  • スポーツ用品
  • 眼鏡
  • 装身具
  • 真空容器・機器
  • 精密機器

お問い合わせ先

株式会社 神戸製鋼所 素形材事業部門 チタンユニット
チタン営業部 東京営業室 大阪営業室
チタン工場 技術部

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