その反応性・持続性から多くの場面で活用される鉄粉の可能性
神戸製鋼の鉄粉は「酸素を吸着し、持続的に発熱する」という特性から、私たちの日常生活でも多くの場面で使用されています。ここではまだまだ広がり続ける鉄粉の可能性についてご紹介します。
主要なラインナップ
鋼種名 | 特長 |
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70KA | 低粒度・高反応性 |
70KB | 中粒度・中間的性能 |
80AF | 高粒度・反応持続性 |
鉄製のものを水に濡らして放置してしまい、サビてしまった経験が皆さんにも有るかもしれません。なぜ鉄は水に濡らしておくと錆びてしまうのでしょうか?
このとき鉄の表面では、空気中・水中の酸素と鉄とが反応して「酸化鉄(水酸化鉄)」というサビの成分が生成する化学反応(酸化)が発生しています。この化学反応が発生するときに一緒に発生する「熱」を利用しているのがカイロです。
私たちが普段食べているパンやお菓子の包みの中に、「たべられません」の注意書きと共に「脱酸素剤」と書かれた小さな包みが入っているのを見たことがあるかもしれません。
この脱酸素剤にも神戸製鋼の鉄粉が力を発揮しているのをご存知ですか?鉄の「酸素を吸収する」という特性を生かして、食品包装中の酸素を鉄粉が吸着することで食品の酸化を抑制し、より長期間にわたって私たちが食品をおいしく食べるためのお手伝いをしています。