ビオトープ観察
雨上がりの朝、熱心にビオトープ観察をしているのは?
カルガモでした!
灘浜サイエンススクエアのビオトープでは15種類以上の野鳥の飛来が確認できています。
バラのつぼみ?
ハマナスのつぼみです。ハマナスはバラ科。例年より早い開花です。
ハマエンドウが見ごろを迎えています。
まもなくハマヒルガオの花も見られることでしょう。
いろいろな花が咲き出し、一番華やかな季節に向かっています。
ゆっくりビオトープ観察をお楽しみください。
アカガエルのオタマジャクシもせせらぎにいっぱいいますよ♪
アカガエルのタマゴ
ようやくビオトープでニホンアカガエルの卵塊が確認できました。
いつもなら2月の中旬には生まれているので、今年はアカガエルがどこかに行ってしまったのかと心配していました。
無事オタマジャクシになる日が待ち遠しいです。
ビオトープにイシガメが来ました。
イシガメの雄2匹と雌1匹が灘浜サイエンススクエアのビオトープに来ました。
イシガメは昔から日本にいるカメです。性格のおとなしいイシガメは、今では絶滅が心配されています。
そこで灘浜サイエンススクエアでは、イシガメを大切に育て、増やしていくことを目指すことにしました。
大きい方が雌です。
イシガメのおうち(飼育エリア)は、ビオトープ池の南に作りました。
イシガメをおうちに入れる日、遊びにこられていたお友だち。カメをさわるのは初めてでしょうか?楽しそうですね。
右がイシガメを快くご提供くださったKさん。いろいろアドバイスもいただきました。ご厚意に心より感謝申し上げます。
伝え聞くところによると、Kさんはこれから日本の淡水ガメの研究を深めていかれるとのこと。頑張ってください!
おうちに入ったイシガメ。この砂場は将来の産卵場所です。
日中は、水の中にいるか、どこかに隠れているようで、なかなか姿を見ることができません。
ご来館の皆さまに観察していただく整備がまだできていませんが、いつかその機会を作りたいと考えています。
多くの方にイシガメのことを知っていただければうれしいです。
初めて「草木染教室」を開催しました。
神戸薬科大学 薬用植物園の沖先生をお迎えして「草木染教室」を開催しました。
沖先生によると、草木染めは古くは薬草染めとして薬用効果を身にまとって様々な病気や外敵から身を守る目的で用いられてきたそうです。
今回の草木染体験は、クチナシ、アカネ(茜)、シコン(紫根)、そして、ヤシャブシを使いました。
クチナシ
アカネ
シコン
クチナシは黄色の色付けにお料理でもおなじみですが、子ども自然教室の「木の実とあそぼう」などでいつも親しんでいるヤシャブシも昔から染めに使われてきたそうです。
染め模様を考えながら細工をします。
ムラなく染め上げるために丁寧に液につけます。
好みの色になったら、水洗いをします。洗濯バサミは模様を出すために留めているものです。
どんなふうに染まっているのか楽しみです。
乾かせば完成です。グレーに染まっている分がヤシャブシで染めたものです。
灘浜サイエンススクエア初めての「草木染教室」ということで、最後に、自ら染めた作品を前にして笑顔で記念撮影。
ところで植物の力を感じながら夢中で過ごしつつも、参加者の皆さまが一つ気にしておられることがありました。
平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルで羽生結弦選手の連覇がかかった注目の競技が、草木染教室の時間と重なっていたのです。
草木染に取り組みながらも、スマホで確認された方が「羽生結弦選手、金!」と小さく歓声を上げられました。「聞いた?」「知っている?」と静かに教室の中にそのニュースが広がっていました。なごやかな雰囲気の2時間でした。
「木の実とあそぼう」、親子で夢中になりました。
毎年最初の子ども自然教室は、NPO六甲山の自然を学ぼう会のスタッフが集めたいろいろな木の実で楽しむネイチャークラフト「木の実とあそぼう」です。
「去年も参加させていただきとても楽しかったので、今年も参加させていただきました。」
「いつも子供より親が夢中になってしまいます。」
といったお言葉をたくさんいただいています。
灘浜サイエンススクエアのネイチャークラフトは、自由な発想で作っていただきますので、保護者の方から
「成長が感じられる。」
「去年よりも作りたいイメージができたようで真剣に作っていました。」
と喜びのコメントも寄せられました。
さぁ、どんな作品が出来たでしょうか?
今回は多くのお友だちに写真撮影に協力していただきましたよ。
いずれも、のびのびとした作品ですね!ご参加の皆さまの笑顔はスタッフにとって何よりの喜びです。
ご兄弟とご一緒に参加された小さなお友だちもご家族と共に作品づくりに挑戦です。
もっと小さなお友だちは、木の実「で」あそびます。
最後に「あけびの会」の皆さんによる六甲山の紙芝居を見ました。
6歳のお友だちには少しむずかしかったそうですが、じっと耳を傾けてくださいました。
次回の子ども自然教室は3月。「木の枝とあそぼう」です。
ご参加をお待ちしています。
春に向けて
2018年が始まりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今朝は、灘浜サイエンススクエアから見る六甲山はうっすら雪化粧。
これは摩耶山の山頂方向です。
こういう日は、ビオトープ池にもうっすら氷がはっています。
この厳しい寒さの中でも、植物は春に向けて冬芽をふくらませています。
水草も、水中で葉を広げ光合成をしています。
ビオトープの草木の「冬のすごし方作戦」を分かりやすくまとめて館内に掲示していますので、外は寒いですがじっくり観察してみてくださいね。
クリスマスシーズンですね!
クリスマスまで1週間となりました。
12月9日開催の自然教室「クリスマスリースを作ろう」には、
今年もたくさんのお申込み、お問合せをいただき、ありがとうございました。
灘浜サイエンススクエアの「クリスマスリースを作ろう」では、山から集めてきたツルを使います。そのため、少し増枠は出来たのですが、一部のキャンセル待ちの方をはじめ、ご希望の方全員に参加していただくことはかなわず、申し訳ありません。
来年も12月に開催する予定ですので、ホームページでチェックしてくださいね。
さて、クリスマスリースは、ツルを自分で編んで、そこにさまざまな木の実で飾り付けをします。
どんな作品ができあがったでしょうか?
マツボックリで小さなツリーも作ったのですね!
「親子で協力しあって、楽しく作り、良い思い出になりました。」
「すてきなリースができて大満足です。」
とうれしいコメントをいただきました。
本年も多くの皆さまにご来館いただきまして、ありがとうございました。
それでは、皆さま、どうぞ楽しいクリスマスと良いお年をお迎えください。
★灘浜サイエンススクエアの年末年始の休館日は、12月28日(木)から1月4日(木)です。
KOBEこどもエコクラブ 平成29年度エコ活動発表会
11月25日に、灘浜サイエンススクエアにおいて、
神戸市環境局主催のKOBEこどもエコクラブ 平成29年度エコ活動発表会が開催されました。
KOBEこどもエコクラブの皆さまが、
毎月のクリーン作戦に参加して公園をきれいにしてくださっている活動をはじめ
それぞれのクラブの素晴らしい活動とその成果を発表してくださいました。
次の写真は発表の様子の一部です。
大人顔負けの、KOBEこどもエコクラブの皆さまの活動には毎回、本当に感心します。
どうかこれからもエコ活動を続けて、そして、その大切さとよろこびを、まわりの大人にも伝えて欲しいと思いました。
さて、エコ活動発表のあとは、「仲間と楽しく交流!」として
自然教室「種の不思議な世界と落ち葉の工作」を楽しみました。
種の冒険を学んだあとは、タネの模型を作って飛ばす体験。
模型は簡単なしくみなのですが、本物のタネが飛ぶように、クルクル飛ばすことができました。
後半は、こうべ環境未来館やNPO六甲山の自然を学ぼう会のスタッフが集めた美しく色づいた葉っぱを使っての工作。
とてもお天気が良かったので、太陽の光を通して見るとステンドグラスのように美しい「落ち葉の窓」を作りました。
ご参加くださったお友だち、サポーターの皆さま、こうべ環境未来館のスタッフの皆さま、そして神戸市環境局の皆さま、豊かな一日をありがとうございました。
第5回KOBELCO森の童話大賞
5回目となったKOBELCO森の童話大賞。受賞作品が決まったそうです。
受賞者の皆さま、おめでとうございます。
くわしくはKOBELCO森の童話大賞ホームページをご覧ください。
KOBELCO森の童話大賞では、小学生の部、中高生の部、いずれも金賞作品は立派な絵本になりますので、コベルコマンも楽しみにしています。
第1回から第4回までの絵本は、灘浜サイエンススクエアでもご覧いただくことができます。
幸せな気分になったり、わくわくしたり、すばらしい作品ばかりです。
どんぐり工作、楽しかったよ♪
11月11日の子ども自然教室「どんぐりとあそぼう」。
今年も多くの小学校の音楽会と重なってしまったのですが、たくさんのお友だちがどんぐり工作に挑戦しました。
NPO六甲山の自然を学ぼう会のスタッフがどんぐりを山から拾ってくるところから、このイベントの準備は始まります。
ひとことで「どんぐり」と言ってもいろいろな種類があり、当日ご用意したのは、マテバシイ、コナラ、アベマキでした。
灘浜サイエンススクエアに集められたたくさんのどんぐり。
じつは、どんぐりによっては、中に虫がいる場合があるのです。
そのままだと、どんぐりを保管しているうちに、虫がどんぐりから出てきて灘浜サイエンススクエア中に白いイモムシのような虫がくねくね・・・ガイドのお姉さんたちは悲鳴を上げてしまいました。
そこで現在は、一度煮沸してから自然教室に持ってきていますので、工作は家で飾っていても虫は出てきません。
さて、どんぐりのネイチャークラフト。
六甲山の間伐材を使用した輪切りの枝を台にして、工夫して作り上げていきます。
お友だちの作品には、いろんなお話が生まれていました。
音楽会が終わってから自然教室に参加してくださったそうです♪
最後に、今年もNPOのスタッフが腕によりをかけて作ったおいしいどんぐりクッキーの試食をしてから、どんぐりが命をつなぐ作戦の絵本を楽しみました。
ネイチャークラフトのために、どんぐりを煮沸する、ということは、「ドングリ」という実を殺すことになると反対する意見もあるのですが、賛否はさておき、自然教室を通して、生きものの命について考えてくださる方がいらっしゃればうれしいです。
【ご注意】
どんぐりには食べられる種類とそうでない種類がありますので、くれぐれもお気を付けください。
またアレルギーのある方もご注意ください。