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ゴム型等方圧加圧装置(RIP)
RIP法とは
RIP法とは金型内のゴム型に粉末等を充填し、これを直接パンチで押すことにより、ゴム型自身に等方圧を発生させ圧縮成形させるものです。CIP法と同じ原理ですが液圧を用いないので、より簡易的かつ安全性の高い装置となります。圧縮特性においてもCIP法にほぼ匹敵するデータが得られています。
特長
- ゴム型外周固定のため、ゴム変形を拘束でき従来にない高寸法精度の製品が得られます。
- 等方圧による圧縮成形なので、密度均一な成形体が得られます。
- 本体は簡単な構造なので、サイクルタイムが短く、高い生産性を有しています。またメンテナンス面でも金型費用・取替え時間等が大幅に節約できます。
- 付属の粉末充填装置はAT(エアタッピング)法の採用により、流動性の悪い粉末でも短時間で均一かつ高密度の充填が可能です。
- CIPでは大量生産の難しい複雑形状の製品が短サイクルで生産可能です。
- 磁石粉末では圧縮前にパルス磁場で粒子配向することにより、強力な磁石が選られます。
主な性能
プレス力量 | 標準 785kN(内圧換算約 100MPa) ※これ以外の力量・内圧についてもご要望に応じます。 |
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サイクルタイム | 標準30秒 ※ただし、サイクルタイム・寸法精度などは製品、粉末性状、成形体形状寸法などによって変化しますのでご了承ください。 |