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KOBELCO森の童話大賞に関する、大きなこと小さなこと、色んな事を発信していきます。

こんにちは。

KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。


さて、KOBELCO森の童話大賞のHPでは、

第4回の「受賞者紹介」ページを更新しました。

ここでは、受賞者12名のお写真と、

そして、永田萠さんの審査員長講評も載っています。

講評の中には、童話大賞のおはなしを書く際のヒントがいっぱい!!

またぜひチェックしてみて下さいね。


さぁ、今週は忙しいですよ!

早速Rokoさんの「絵本ができるまで」のご紹介です。


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絵本制作も、仕上げに向けてカウントダウンが始まっています。

ただひたすら、毎日描いています。

何枚か完成しました。

何度も描き直した最初のページも完成しました。


絵には、文では表現しきれない部分を補うという役割があります。

だから、本文中に書かれていない動物も、

設定場所にふさわしいものなら、脇役として描きます。

(最初のページであれば、ホトトギス(鳥)、アサギマダラ(蝶)、リスを追加しました。)

そのために、最初の設定で、あらゆる動物、植物を調べておく必要があります。

文には書かれていなくても、小さくリスがいたり、鳥が飛んでいたりする方が、

森らしさが伝わるし、読む側の楽しみにもなります。

ただし、その場面にまったく関係のないものは描きませんよ(笑)


後、文章に寄り添おうとして、

説明的な絵になってしまわないように、気を付けています。

それでは、まったくつまらないでしょう?

文章から伝わるもの、絵から伝わるもの。

それぞれの役割があると思います。


さて「絵本ができるまで」は、今回で最後になりました。

楽しんでいただけたかな??

完成を楽しみにしてくださいね。

今まで読んで下さった、すべての皆様へ。

「ありがとうございました。」



Roko


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まずは、Rokoさん、お疲れ様でした。

絵を描きながらの、コメント作成、すごくお忙しい中、今まで、本当にありがとうございました。

最後の写真は、第4回の中高生の部金賞受賞作品「森のシャンデリア」のすべてのページの絵。

素敵ですね。

これがまた、文章と組み合わさってどんな絵本になるか本当に楽しみです。


今回で、連載「絵本ができるまで」の作画編、最終回となりました。

いかがでしたか?

Rokoさんの作画の模様を読んでくださったみなさんが、

図書館でこの童話大賞の絵本を探して読んでくださったり、

(後援自治体の図書館や学校への絵本配布は第5回の応募のタイミングとなっております。

    皆さんが手に取るまでまたしばらく時間がかってしまいます。ごめんなさい。)

絵の中の脇役を探してくれたり、

そして、森に興味を持ってくれたり、

次の童話大賞に応募しよう!と思ってくれたら良いな、と思っています。



(みや)

こんにちは!

KOBEOLCO森の童話大賞事務局、みやです。

3月に入り、学校では卒業式の練習が始まったと聞きました。

別れの春、出会いの春が、もうすぐですね。


さて、11月から始まった連載「絵本ができるまで」も、14まで来ました。

絵本完成まであと少し?!

さっそくRokoさんからのメッセージをご紹介しますね。


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今回は、結局4枚も描き直しているので、

絵本制作歴代1位!になるほど、時間がかかっています。

自慢にならない(笑)

何年も、この仕事をしていますが、毎回試行錯誤で、これからも続くかな…

時間がかかっても、美しい物に仕上げたいですからね。

引き続きがんばります。


KOBELCO森の童話大賞の絵本は、森を知ってもらい、現実の森を伝える役割があります。

ですから、空想の森ではなく、現実に存在しそうな森であることが、とても重要です。

私が絵本を描く場合にも、服部先生のご協力を得て、

詳しい舞台設定を最初に決めるわけですが・・・

おそらく、あまり森を知らない方には、ピンと来ないかもしれませんね。

そこで、今日は途中まで出来上がっている森をご覧いただきましょう。



このシーンでは、ブナ林を描いていますが、

ブナ以外にも、ミズナラ、ハウチワカエデを描いています。

ブナ林といっても、他にも共存する木々がもちろん存在するということ。

そこに生える植物も限定されます。

それは、空想では描けないもの。

そこで、最初に調べた設定場所が役立つわけです。

実際に存在するものを描くことで、森を伝えることができるし、

それを表現しつつ、私の個性を出していきます。

何を伝えるのか?そこを意識しないで、描くことはできません。


Roko


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ブナ林に生えているのは、ブナだけではない。

ナルホド。

さぁ!森の絵を描きましょうと言われたら、私はきっと同じ木をいっぱい描いてしまいそうですが、

それじゃ、本当の森ではないんですね。

当然のようで、意識しないとうっかり頭から抜け落ちそうですよね。


どんな種類の木が共生して、森を作っているのか。

それが本当の森で、その本物を表現する、という事がとても大切なんですね。

自由研究なんかで、どの木とどの木が一緒に生える仲間なのか、一度調べていくと楽しいかもしれませんね。


みなさんも、この童話大賞を通じて、森に興味を持ってもらえたら良いなと、

私たち事務局は思っています。


さて、今日のBlogはこの辺で。

ではみなさん、また!!!


(みや)

こんにちは!

KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。

今日は、3月3日、ひな祭りですね。

春がもうすぐそこまで来ていますね!


さてさて、連載「絵本ができるまで」も13まで来ました。

前回背景の色塗り作業に突入でしたね。

続きは?

早速ご紹介します!


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全てのページのイラストのベースの色が出来てきました。

描き込んでいく作業を進めています。

描き直した最初のページもかなり描き込みました。

ところが…全体のページを確認していくと、最初のページに違和感を感じます。

何時間もかけて、描いたページ・・・

なんとか使えないかと考えたけれど、どうもしっくり来ません。

最初のページと言うのは、絵本を開いたときに、最初に目にする大事なページです。

みなさんも、好きな絵本は、最初に開いたページから、

すぐに引き込まれていきませんか?


これが、私が描いた絵本として形に残ると考えた時、答えは見えました。

更に時間がかかってしまいそうですが、

描き直すことにしました。


3回目の最初のページ。

3度目の正直ですね(笑)

やっぱり、描き直して良かったと思いました。

最初に開くページにふさわしい出来上がりがイメージできます。

完成を楽しみにしていてくださいね。


絵本制作はまだまだ続きます。


Roko


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描き直す決断。

やり直す決断。

その時のRokoさんを想像するだけでドキドキしちゃいます。

いっぱい手をかけ、時間をかけ、それでも、ダメな時。

もう嫌~~~~ッとならずに、前向きに、やり直す事。

こういった事って、絵を描いている時だけじゃなく、いろんな場面で直面しますよね。

私も勉強になりました!


さて、今回のBlogはここまでです。

次回をお楽しみに!!






(みや)